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第16話 セルマとの出会い


「貴族は大きな声では言えないが……貸す方が悪いってやつだ。貴族には特権があるからな、踏み倒されることも多いし、変に催促しようものなら、こっちが処罰を受けることもある。貴族が何らかの犯罪を犯した場合は、それより爵位の高い貴族に相談するしかない。色々と抜け道はあるだろうが、兄ちゃんのために言っておくと、貴族には関わるな!だ」


サイロンはそう言って、改めてタカシに尋ねた。


「兄ちゃん、女の戦士が欲しいのかい?」


「ああ」


タカシが頷くと、サイロンはにやりと笑った。


「じゃあ、ちょうどいいのがいるぜ」


サイロンはタカシを見切り品奴隷のいる牢屋の前へと促した。


「おい、セルマ、こっちに来い」


サイロンに呼ばれてやってきたのは、大柄な女性だった。鍛え抜かれた体に、二メートルはありそうな身長。明らかにタカシよりも強そうだ。顔は悪くないが、美人というほどでもない。まあ、普通だ。しかし、その体格のせいで威圧感がある。


「こいつはセルマ、二十六歳、Cクラスの戦士だ」


タカシはサイロンの説明を遮るように言った。


「いや、俺は性的な奉仕も望んでいるから……」


やんわりと好みではないと伝えたつもりだったが、サイロンは構わず、タカシの腰を押して格子に押しつけた。そしてセルマに合図を送る。セルマは何も言わずにその場に座り込み、サイロンは説明を続けた。タカシは意味がわからず動揺しながらも、サイロンの言葉に耳を傾けた。


「セルマは違約金付きの依頼に失敗して奴隷落ちになったんだが、Cクラス冒険者で女戦士というレア度から、スーパーレアの部屋にいたんだ」


サイロンが流暢に説明を続けるその下で、セルマはタカシの股座をまさぐり始めた。タカシは何をするのかと若干の恐怖を覚えたが、すぐに理解した。セルマはタカシのものを口にくわえ、ゆっくりと動き出したのだ。


タカシは想像もしていなかった展開に戸惑い、サイロンを一瞥した。サイロンは笑って説明を続ける。


「セルマはスーパーレアの部屋で商品を見に来た上客と喧嘩してしまい、うちの主をカンカンに怒らせて見切り品落ちになってしまったんだ。詳しくは知らないが、セルマを奴隷落ちにさせた依頼の依頼主がそいつらしくてな。まあ、そういうこともある」


サイロンの説明は、セルマの舌の動きのせいでタカシの頭に入ってこなかった。タカシはすぐに、セルマの口の中に達してしまった。


サイロンは満足そうに言った。


「セルマの冒険者としての技術と経験は、Bクラスでもおかしくないくらいある。性的な奉仕も問題ないだろ?」


タカシは荒くなった息をごまかしながら尋ねた。


「サイロン、なんでそんなに強く勧めるんだ?」


「よく考えてみろ。こんな大女を抱かないといけない兵隊さんがかわいそうだろ?」


サイロンは笑った。


「スーパーレアが金貨一枚だ。買わないわけがないよな?」


タカシはセルマを購入した。習わし通り、セルマの首輪に縄をつけて家まで帰った。


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