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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
110/123

2-57 竜の娘 2

1ケ月半が過ぎた頃、ラライナと男の竜族人が俺と真美子のもとに来た。


「テツさん、真美子さん、ダーダラーガに見つかっちゃった。もう帰るわ。」


とラライナが言った。そしてラライナの後ろには、2メートル近くある、全身鱗に包まれている竜族人が俺を睨んでいた。


「ラライナさん、その後ろの男が、ダーダラーガか?」

「ああ、おれに何か用か。人族。」

「そうだ、ダーダラーガさん、ラライナは、お前とは結婚したくないそうだ。」


ダーダラーガは俺を睨んできた。まあ、結婚相手に男が付いてちゃそうなるな。


「何を言っている。竜族人は強さがすべて、強いからおれはラライナを嫁にする。」


強さか。


「なるほど、それじゃ簡単だ、俺がダーダラーガ、お前に勝てばラライナを諦めるんだな。」

「は?人族はいつから冗談が言えるようななったんだ?それとも強さが分からないのか?」


そこに、ラライナが割って入った。


「ダーダラーガもう止めてあげて、あと、テツさんもういいよ。レベル上げあと1ケ月半かかるんだろ。今じゃ無理だよ。」


あと1カ月は、1対複数の為だ。1人なら問題はない。


「ラライナさん、ダーダラーガは単独だろ。」

「え、ええそうだよ、1人だ。」

「なんだ、1人じゃ悪いのか?」

「いや、最高だよ。」

「なるほどおれを複数でやろうって事か。いいだろう、俺のレベルを見て驚けよ。人族。」


ダーダラーガは認識阻害の指輪を外した。

ダーダラーガLV2336だったが、少しレベルが上がっていた。でもこれなら大丈夫だ。


「ビビったか、おれは竜族人でも2番目にレベルが高い。ラライナに免じて今なら逃がしてやる。」


一応、許嫁の言葉を尊重してる。やさしい奴なんじゃないか。でも仕事だからな。


「おーお、結構お優しいんだな。そのやさしさに免じて、なるべく殺さないでやるよ。」

「てめー!殺す。」


ダーダラーガは俺の言葉に切れて、右ストレートを放ってきた。


俺は左手でその拳を止めた。


ゴバーン!


拳の鱗が痛い。


「な、てめー!」

「おっと、ここじゃ被害が出るから南の荒原でやろうぜ。」


ダーダラーガは歯ぎしりをしている。

ラライナも俺を目を見開いて凝視していた。


「いいだろう。南の荒原で勝負だ。」


とダーダラーガは言って拳を引いた。


ラライナと真美子は俺達を、見つめていた。





そして、荒原に俺とダーダラーガは向き合って立った。

真美子とラライナは俺達から離れて見ている。


「ダーダラーガ、剣で勝負か?それとも拳か?」

「人族よ、どっちでもいい。おれはこの拳でやる。」

「分かった。ちょっと待て。」


殺し合いではなさそうなので、俺は剣を地面に置いた。

鱗が痛そうなので、拳法の練習で使っているグローブを拳に嵌めた。


「よし、いいぜ。蜥蜴野郎!」

「なんだと!」


俺の挑発に乗り、ダーダラーガが大ぶりで殴りかかってきた。

俺はカウンターを出す。


ブン!

ダン!


しかし顔を回転させダーダラーガは威力を逃がした。出来る!


その後、ダーダラーガは連続で拳を放ってきた。


ブアン!ダアン!ブウウ!ドスン!ブンン!ダン!ブアン!ダアン!ブウウ!ドスン!ブンン!ダン!


俺は、ダーダラーガの拳の連打を躱しながら、カウンターを数発入れた。


ダーダラーガはそのカウンターに耐える。俺は死なないように加減しているが、普通耐えられないだろう。


これは龍神変化を出させて、それを叩きつぶし力の差を分からせないと止まらないな。


やっと、ダーダラーガの動きが止まった。


「ぜぇぜぇ!」

「どうした、龍神変化は使わないのか?」

「てめー!死にてえらしいな。やってやるぜ!”龍神変化”!」


ダーダラーガが輝きだした。竜の鱗に覆われた人型の竜が現れた。


龍神変化したダーダラーガの拳には、竜闘気が槍のように伸びている。


ダーダラーガは凄い速さで、俺に連続で突きを放った。


ダダダダダダダダダダダダアダッダ!


俺は全てをかわして、ダーダラーガの横に体さばきで移動し、右拳をダーダラーガ顔に打ちこんだ。


ばごん!


ダーダラーガは意識を失って倒れた。



「すげー!すげーよ。テツさん!」


と言いながらラライナは俺に駆け寄り抱き付いた。


あれ?イケメンじゃない俺は範囲外じゃなかったけ?


と、ラライナの柔らかさを堪能していたら、真美子が凄い速さで近寄って来て、俺とラライナを引き離した。




しばらくして、ダーダラーガが意識を取り戻した。


そして、俺に負けを認めた。


その後、竜の国でレッドダイアモンドを手に入れた。


だが、その竜の国では、ラライナの両親が俺を婿にと言い出した。ラライナも俺を婿にと言い始める始末。


結局、竜族人の掟に従い、真美子とラライナが戦って真美子が勝ったことにより、俺と真美子は帰れた。


俺はヒロインになった気分だったよ。


ちなみにこの時のレベルは

俺 LV4173

真美子 LV1914


これで、人造聖剣の不足材料がそろった。


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