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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
109/123

2-57 ダンジョン製作者

俺は”勇者試練のダンジョン”でレベル上げをしていた。


俺のレベル上げの時間なので、真美子はいない。


今、Dパート最下層をクリアした。

そして、この階の奥に宝箱が現れた。


中に入っているのは”覇者の剣ロドリゲベルクⅣ”だ。


俺は”覇者の剣ロドリゲベルクⅣ”を手に取った。


「Dパートクリアおめでとう。」


と頭に響く声と共に、俺の目の前に半透明の人が現れた。


俺は戦闘体制を取る。


「おっと、僕は敵じゃないよ。ここのダンジョン製作者だ。」


ダンジョン製作者だと!怪しい。しかし、俺は興味がわいた。

俺は戦闘態勢のまま話を始めた。


「ダンジョン製作者がなんだってD階層クリアなんかで現れるんだ?本当にダンジョン製作者なのか?」

「疑るのも無理はないか、実は、この世界に作った僕のダンジョンを攻略する人が少なくて困っているんだよ。」


そりゃ、このダンジョン、Aパートは金にならないからな。普通来ないよ。

というか、この世界?


「そうだったな。この世界の勇者は、このダンジョン利用しないからな。」

「そうなんだよ。だからキミには感謝している。なにせ、100年以上もクリアされていなかったダンジョンが短期間でDパートクリアだからね。」

「何故感謝なんだ?」

「だって、自分の作った最高傑作のダンジョンがだれにも利用されないなんて悲しいじゃないか。」


そうだな。自分の作ったゲームがプレイされないのと一緒だな。


「で、俺に何か用か?」


Dパートクリアした記念に、商品とか貰えるのか?


「キミはこの”勇者試練のダンジョン”をどこまで攻略するつもりなんだい?」

「そうだな、出来れば全部だ。」


ダンジョン製作者は嬉しそうに両手を広げ大きなリアクションを取った。


「おお!それは、期待していいのかな?」

「ああ、俺はダンジョン攻略好きだからな。」


ダンジョン製作者はポーズを戻し、まじめな顔をして言った。


「ところで、キミは勇者かね?認識阻害のアイテムで分からないのだけど。」

「それを聞いてどうするんだ?」

「勇者ならこのままクリアを続けても大丈夫なんだけど、もし一般人の場合、次のEパートをクリアして覇者の剣Ⅴを取ると不味いことになるんだ。」

「どうしてだ?」


覇者の剣とは、勇者限定なのか?


「Eパートクリア出来るものは、この世界の魔将軍をかるく倒せる強さだという事はしっていますか?」

「ああ、なんとなくは。」

「世界のパワーバランスというものがあって、一般人がその強さを持つことは神様が嫌がるんだよ。」


神だと!


「神と知り合いなのか?」

「知り合いというか、勇者ミッション関係のダンジョンについて丸投げされているんだ。」

「勇者ミッション関係のダンジョンだと!他の異世界のダンジョンもお前が作ったのか?」

「お、ちょっとしゃべり過ぎたね。それはノーコメントで。」


あまり深入りすると、不味いか。

そうすると、このダンジョン製作者は神と通じているのか?

俺のことがバレると不味いな。


「わかった。ところで、神とは連絡を取りあっているのか?」

「いや、神とは1年に一回だけ報告に会うだけだよ。」


すると年に1回は神と会うのか。ヤバイな。でもこのままダンジョン攻略を諦めればすむか。

いまなら、少し強い一般人扱いだからな。


「そうか、ご忠告ありがとう。それじゃ。」


と俺は、帰ろうとした。


「ちょっと待って、キミ!」

「なんだい?」

「ダンジョン攻略は、今後もしてくれるんだよね。」


いま、神が嫌がるって言ったじゃないか。


「いや、神にイチャモンを付けられるんだったら、もう攻略は諦めるよ。」

「そ、そんなこと言わないでくれよ。神様には黙っていてあげるから。」


なんだ?神に隠し事するのか?このダンジョン製作者は。


「神に年1回会うんだろ、神に隠し事は出来ない。」

「あの白い空間での神様とに対面を言っているのだね。転生者はあそこを通るからね。」


まずい、転生者とばれた?


「あの白い空間での対策は出来ているんだ。記憶を一部封印する魔術の術式があるんだよ。」


そんな魔術の術式があるのか?だが、なんでその術式が必要なんだ?


「その術式はいつも使っているのか?」

「使っているよ。僕だって神様に知られたくないことはあるからね。」


確かにそうだな。だが、


「何故その事を俺に話す?俺が神に言ってしまう可能性もあるのでは無いか?」

「それは、キミの信頼を得るためだよ。」

「信頼?何故?」

「キミにこのダンジョンをクリアして貰いたいからだよ。本当に、退屈していたんだ。この世界では。」



俺は記憶を一部封印する魔術の術式が知りたかったので、ダンジョン製作者と取引をした。


①俺が”勇者試練のダンジョン”を攻略する代わりに記憶を一部封印する魔術の術式を教えてくれること。

②お互いその記憶を一部封印する魔術の術式で、あの白い部屋でカミと対峙した時、記憶が自動で一部封印されること。

③この世界で俺は魔王と魔将軍を倒さない事。パワーバランスの為。

④Eパート以降は覇者の剣シリーズは取らない事。Eパート以降は、剣を取ると神に知らせが自動的に行く。


まあ、③はこの契約をしなくても守らなくちゃいけないからな。


それから、話していて分かったんだが、どうもこのダンジョン製作者は元神だったようだ。

本人は”管理者”とよんでいるが。

ダンジョン製作者は、禁忌をやらかして、ダンジョン製作者として、いくつもの異世界に繋がれてるそうだ。


普通は聞き出せないが、記憶を一部封印する魔術の術式に自信があるのだろう。

また、かなり、退屈していたようだ。


まあ、これなら俺のことは、神にバレないだろう。

それに、この取引をしなかったらたぶん俺は消されていただろう。そう言う相手だ。


あと、記憶を一部封印する魔術の術式は3タイプあった。


俺はその術式のうちの1つを教えてもらった。


その術式は”十勇者ミッション”で使用していた魔術の基本概念構成されていたので、他の異世界でも使えそうだ。




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