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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
108/123

2-55 竜の娘 1

俺と真美子は、”勇者試練のダンジョン”でレベル上げをしながら、冒険者ギルドの依頼の連絡を待っていた。


その依頼内容は”竜族人に竜の国の入国案内を頼みたい。”だ。


ようやく連絡があった。


俺と真美子は、冒険ギルドへ向かった。


冒険ギルドの個室では、冒険者で竜族人の娘ラライナLV1791が待っていた。


竜族人だけあってむき出しの腕や足には竜の鱗があった。でも、とってもチャーミングな子だ。

背丈は150センチくらいの高校1年生くらい。胸はちょっとない。

青いセミロングの髪に髪飾り絵を付けている。飾りの綺麗な宝刀も持っている。


ラライナは、その依頼をある条件で受けてくれると言ってきた。


その条件は、”竜の国で無理やり結婚させられそうだから強い男を探してる。その強い男を好きだと言って結婚を断る。”だ。


真美子に詳しく聞いてもらった。


「それでラライナさん。その強い男の方の条件は、強いだけでいいの?」

「いいや、出来ればワタシの本当の夫になる強いイケメンがいい。」


イケメンかよ。


「竜族人のイケメンねえ、難しいわね。」

「いや、人族でいい。竜族人は人とも子をなせる。だって、竜族人の男はキスするとき顔の鱗が痛い。」


そういや、ドラゴンの勇者サイナスも戦う時だけど、顔に鱗を生やしてたな。


「人族で強いイケメンって、ラライナさんはどんな人が好みなの?」

「中央国家の勇者の吹雪裕也が好み。」


裕也かよ!


俺と真美子は顔をに合わせた。


困ったときのイケメン裕也だ。最近大活躍。


真美子は俺に小声で話した。


「ねえ、テツさん。裕也さん、ラライナに紹介できないかしら?」

「俺もそう思ってたところだ。」

「じゃあ、師匠のテツさんが連絡してね。」

「ああ、わかった。」


とこそこそして話していると、ラライナが言ってきた。


「真美子さんだったけ。駄目なら帰るよ。」

「あ、ごめんなさい。」


おっと、フォローだ。


「そうそう、ごめん。ラライナさん。実は俺たち、吹雪裕也と知り合いなんだ。」

「本当か、おっさん。」

「ぐっ、おっさんじゃなくて”テツ”だ。」

「あ、テツさん。」

「で、吹雪裕也と連絡とるから会ってみるか?」

「もちろん!」

「それじゃ、準備できたら連絡するから連絡先教えてくれ。」

「はい、これが、魔法通信機の番号だよ。」

「ほい、それじゃこれがこちらの番号だ。」


とお互いの番号を交換してメモした。


「ねえねえ、テツさん、裕也ってどんな洋服が好みなの?」

「裸かな?」

「なに馬鹿言ってるのテツさん。ラライナさん、白いワンピースがいいわよ。あと、その鱗が隠れる長い手袋も必要かも。」


何言ってるだ!ピンクに決まってるだろ!

それは俺の場合か。


「あ、鱗ならほら、消せるんだよ。普段はいつ戦闘があるか分からないから出してるだけだよ。」


見ると、ラライナの手と足からは鱗が消えて、見た目は普通の女の子になっていた。


俺と真美子はそれを見て「へえ。」「おお、綺麗な肌だ。」と言った。


真美子は話を続けた。


「ところで、ラライナさんは、吹雪裕也に女がいても大丈夫?」

「え、女がいるのか?」

「ええ、ちょっと、でも特定の子はいるかどうかわからないわ。」

「それなら、奪うまでよ。」


凄い肉食だ。


「それじゃ、女がいてもいいのね。」

「いいよ。強い男なら、女がいて当然だよ。」


これなら、ヤリチン裕也でも問題はない。




数日後、俺が連絡して裕也を連れてきた。

もう、裕也には、この仕事の事を話してある。

協力出来そうなら、協力するって言っていた。


そして今、中央国家のある喫茶店に俺達4人がいる。


ラライナは、真美子が言ってた通り。白のフリルが可愛いワンピースだ。


喫茶店のテーブルで、お見合いみたい感じでにした。

俺と真美子は、隣のテーブルで大人しくしていた。


「は、始めまして、アタシはラライナ。」

「はじめまして、オレは吹雪裕也。」

「ア、アタシ強い男を探しているんだ。なあ、裕也さん。アタシの婿のならないか?」


これは、いきなり直球だな。


「え、でも、オレたち会ったばかりですよ。」

「アタシは、魔族を撃退した裕也のことは知っているんだ。武闘大会の時から知っているんだ。婿がダメならまず付き合わないか?」

「ごめんオレには、最近好きな子が出来ちゃったんだ。」


おい、話が違うぞ。一回やるって言って無かったか?


「なっ!その子と勝負させろ。」

「駄目だよ。か弱い女の子なんだから。それに勝負してどうするの?ラライナさん。」

「力で勝って、裕也を手に入れる。これ自然の法則。」


ほなかみたいだな。


「2人ともストップ。」

「なんだよ。真美子さん、今いいところなんだ!裕也との会話に割って入るなよ。」

「ラライナさん、裕也さんは自分の女が傷つくのは嫌がります。勝負も傷つく方法じゃなくて、女子力で勝負してください。」

「女子力だって?なにそれ。」

「料理をおいしく作るとか。どれだけ彼氏にお世話出来るか。夜の運動のテクニックを持っているかとかです。」


真美子、それは違うぞ。


「真美子さん、夜の運動のテクニックは女子力じゃないのではないですか?」

「そうそう、裕也の言う通り、真美子、夜の運動のテクニックは女子力じゃないと思うぞ。」

「そ、そうなの?」


真美子は赤くなって黙ってしまった。

仕方がないので俺が話を続ける。


「ラライナさん、とにかく真美子の言う通り、女の子が力づくはいかん。」

「テツさんそれじゃどうすればいいいんだよ。」

「まず。デートして惚れさせなさい。」

「デート、わかった。」

「裕也。デートくらいはいいかな?」

「ええ、デートくらいなら、アイーナも許してくれます。心が広いんですよ。師匠。」

「なん、だと。そのアイーナさんそんなに心が広いのか!」

「はい、一夫多妻もOKなんですよ。でも、もう6人もいるので、家計がちょっと。」

「うらやましいぞ。いてっ。」


真美子は俺の腕を抓った。


ということで、ラライナと裕也がデートになった。





デートの次の日、裕也は俺に相談に来た。


「師匠。ラライナさんの件なんですけど・・・・・」


と話し始めた。内容は以下の通り。


①ラライナの婿のなって欲しい。

②国に帰ったら、親が連れてきた結婚相手ダーダラーガと戦って倒してほしい。

③ダーダラーガはLV2306、龍神変化もできる。

④国に婿に行ったら帰って来れない。


だそうだ。


「師匠、助けて下さいよ。LV2306で、龍神変化なんて殺されます。」

「確かに裕也がLV1711じゃ殺されるな。魔獣合体はどうした?」

「あれは、LV1500くらいまでしか契約してません。もう魔獣合体は使わない方が強いです。オレもう守りたいものがあるんです。死にたくないです。」

「そうか。わかった。俺の方から断っておくよ。」

「ありがとうございます。師匠。」


と裕也は帰ってしまった。

まあ、守る女が6人もいちゃ仕方がないか。


「テツさん、ところで”龍神変化”って何?」

「”龍神変化”は竜人神の体を再現して変身して、その力を得ることだよ。全ての力が跳ね上がるんだよ。」

「そうするよ、LV2306がどのくらいになるの?」

「そうだな、LV2900~LV3453には成るかな。その個体の能力にもよるから、もしかしたらそれを超えるかもしれないけど。」

「それじゃ、私の妖精合体でも勝てないわよ。」

「そうだな。」

「でもテツさんなら勝てるよね。」

「わからない。」

「テツさんレベルいくつよ。」

「LV3898だ。」

「それなら勝てるじゃない。」

「1対1ならな。」

「そ、そうね。」




次に日、ラライナを呼んで、裕也が戦うのが無理で勝てないということを話したら、結構簡単に納得してくれた。

弱虫は御免だそうだ。強者が基準なんだな。


それで俺が代理で、ダーダラーガと戦う事になった。


俺は1対多数を想定して、3ケ月間レベル上げをする事にした。


ラライナも俺は代理だからということで、レベル上げに納得してくれた。

また、竜の国に向かう前に俺のを実力をみると言っていた。


それと、竜族人は長寿なので、3か月くらい待つのは、どうってことないそうだ。

それにラライナは、その待っている3ケ月間、強い男を探すって言ってた。俺が好みでないのだろう。


ということで、”勇者試練のダンジョン”でレベル上げをした。

一緒に竜の国に入るから、真美子も半日はレベル上げをさせた。



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