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女の子(ペット)を飼います  作者: 恵/.
第四話 幼馴染と再会です
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「はぁ……、はぁ……。久しぶりの激しい責めに、感激しちゃいましたぁ~……」


 ……その頃、契は。


「ご主人様と絆ちゃん、今頃どうしてるかな?」

「お姉ちゃん……どうでもいいけど、ポテチ食べすぎ」

「私が買ってきたんだけどなー……」

 契は今、結と一緒に、虚露の部屋へ遊びに来ていた。ここで一旦待機して、暫くしてから戻るつもりなのだろう。それまで暇だからなのか、契は妹とお喋りしている。

「それで、どうして絆さんとあのゴミ虫を仲直りさせるの? 放っておけばいいのに」

「だって、二人は幼馴染だし。絆ちゃんだって、ご主人様と仲直りしたいって言ってるし」

「でも、それってお姉ちゃんが世話焼くことでもないでしょ? 虚露ちゃんに手錠まで用意させて。ね? 虚露ちゃん」

「え……? そ、それは別に構わないけど……」

 呈と絆のことは、既に二人にも話していた。絆の過去については大分ぼかしておいたが、虚露のほうは薄々勘づいている様子だった。

「それで、手錠なんて何に使ったの? あのゴミ男を監禁したとか?」

「ん? 二人を繋いで放置したの」

「……それ、酷くない? 主に絆さんに対して」

 手錠の用途について、結はそんな感想を漏らした。……うん、普通はそう思うよな。絆の心配しかしていないのは、実に結らしいが。

「それくらいの荒治療じゃないと、二人の仲は戻らないよ。多分、今日だけだと何も改善されないだろうし。今度は結にも協力してもらうからね」

「えー?」

 勝手に作戦要員にされて、不満げな様子の結。……諦めろ。お前の姉は変人で変態なんだから。

「鹿山さんも、頼りにしてるからね」

「は、はい……」

 虚露も、控え目に頷いた。……手錠の費用は自腹だし、面倒だし、同じこき使われるなら呈のほうが百倍マシだと思ったが、虚露は決して顔には出さなかった。というか、そんな度胸はない。契の頼みを無下に断れば、結に嫌われるかもしれないのだから。尤も、結もそのくらいでは嫌ったりしないだろう。寧ろ喜んだかもしれない。

「あ、もうこんな時間だ。そろそろ戻らないと……じゃあね、二人とも」

「うん。……早く、絆さんを解放してあげて」

「は、はい……」

 待機時間が終わったのか、契は部屋を出て行った。……どうでもいいが、食べたポテチの袋は片付けろよ。それとも、まだ残ってるから二人に食べろと言っているのか?

「もう……お姉ちゃんも、いい加減にすればいいのに」

「うん……」

 今回ばかりは、心の底から親友に同意する虚露であった。



  ◇



 ……さて、契が戻ってきてから。


「……やっと戻ってきたか」

「やっとだね……」

 契の帰りを今か今かと待ち望んでいた呈と絆。これでようやく、手錠が外せるな。

「申し訳ありません。手錠の鍵を忘れてきてしまって。……こんな駄目駄目な私を、どうかお仕置きしてください」

「後でいくらでもしてやるから、とっとと鍵寄越せ。ってか、謝るくらいなら最初からこんなことするな」

 契から鍵を受け取り、手錠を取り外す呈。これでようやく、自由に行動できるな。

「……ったく。酷い目に遭ったな」

「うん……確かに酷かったね」

 拘束が解かれて、しみじみとそう呟く二人、危うくお漏らししそうになったんだからな。……荒治療どころか、人として大切なものを失いそうになるのは勘弁だな。

「ささ、お仕置きの準備は出来てますから。いつでもどうぞ」

「……もう、お前には何もしないのが一番のお仕置きだな」

「あぁんっ! 放置プレイだなんてぇ~……! はぁはぁ……!」

「……契ちゃん、そろそろ病院行ったほうがよくない?」

「今頃かよ」

 なんかもう、ほんとにぐだぐだだな。



  ◇



「というわけで、一度、本格的に灸を据えてやる」

「お願いしますっ!」

 結局。今回の奇行に関して、呈は、契の欲求不満が原因だと結論付けたらしい。最近は絆のこともあってか、あまり契を構えていなかった。それが契のフラストレーションを溜めてしまい、変な影響を与えたのだと考えたのだろう。……実際は何の関係もないのだが、彼女にとってはご褒美なので、契は何も突っ込まなかった。

「……それで、何でこんなSMみたいなことになってるの?」

「今更だろ」

 契の姿は、体操着の上からビニールロープで縛られた状態だった。薄着の上から亀甲縛り……確かに、SMプレイと呼ばれても仕方がないだろう。っていうかそのものズバリSMプレイだし。

「安心しろ。別に鞭とかを使うわけじゃない」

「じゃあ、どうするの?」

「こいつだ」

 呈が取り出したのは、蛇腹折にした白い紙―――ハリセンだった。突っ込みの定番アイテムだが、まさかとは思うが、それで調教する気か?

「……よし。契、尻をこっちに突き出せ」

「はいっ!」

 四つん這いになり、呈に向けて尻を突き出す契。鼻息は荒く、これから始まる行為に期待しているのだろう。

「……はっ!」

「あぁん……!」

 呈のハリセンが、契の尻を引っ叩いた。パン、と景気のいい音が鳴り、契の喘ぎ声と重なった。

「……ふんっ!」

「はぁん……!」

「……ほいっ!」

「あふぅん……!」

 この前と同じ、肉体的加虐。だが今回は、ハエ叩きではなくハリセンを用いているためか、どうしてもコント感が拭えなかった。

「まだまだ……!」

「あはぁ~ん……!」

 ハリセンと嬌声がリズミカルなテンポを奏で、その光景と合わせて、ギャグアニメっぽさを最大限演出している。……映像をお見せできないのが残念でならない。



  ◇



 ……十分後。


「はぁ……、はぁ……。久しぶりの激しい責めに、感激しちゃいましたぁ~……」

 調教を終えて。契は尻を突き上げた四つん這いのまま、弛緩し切った顔でそう言った。床は彼女の涎とか、その他詳細を記せない液体でぐちょぐちょになっている。……相当盛大だったんだな。

「……ふぅ。さすがに疲れたな」

 一方の呈は、右腕をぐるぐる回して、肩の疲れを癒していた。大分叩いていたから、腕や肩にも結構な負担が掛かっているのだろうな。

「ち、契ちゃん……大丈夫?」

「う、うん……大丈夫~」

 そのあまりの激しさに、絆も心配になったようだ。前回とは色んな意味でスケールが違ったからな。特に、周りの散らかり方とか。

「……ったく。これ以上変なことはするなよ? ちゃんと大人しくすれば、また定期的にやってやるからな」

「は、はひぃ~……」

「後、その辺自分で始末しろよ。自分でぶちまけたんだから」

「分かりましたぁ~……」

 呈はそう言いつけると、自室へと引っ込んでいった。残されたのは、余韻に浸りながら痙攣を続ける契と、少々戸惑っている絆の二人。

「……契ちゃん」

 ……とはいえ、これで契が大人しくしているわけ、ないよな。

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