41/66
41
今日も今日とて、姉によく似た姪っ子は学友にマウントをとりたいとかいうカスみたいな目標のためにそのカスみたいな料理技術を存分に振るっていた。
「……ケーキってこんな火柱上がるような料理でしたっけ?」
「この炭をまだケーキだと言い張れる胆力だけは褒めてやってもいい」
「材料的にはまだ全然ケーキですよ」
「じゃあ食べてみろよ」
「先に毒見だけお願いしてもいいですか?」
「毒って言ってんじゃん。なんでちょっと目を離した隙にあんなことなるんだよ」
「隠し味とか入れたほうがいいかなって」
「隠れてねーじゃん。主張激しすぎて一色に染めちゃってるじゃん」
「私色に染めた、ってことですね」
「何言ってんだこいつ」




