表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/89

違和感

「アリアーテ!あれ、ヤバイね!!どうなってんの?!」


「風属性の魔法で浮かしてるんですよ。」




「こっちにはゲームとかないのかぁ、、電子機器もないし。ちょっと退屈、、本しかない!!」


「確かにゲームや電子機器はありませんけれど、ボードゲームならありますよ。例えば、チェスとか、、」




「こっちの絵も結構繊細だな。ま、写真の方が上だと思うけど、、」


「写真にはどんな画家でも劣ってしまいますね。」




やっぱり、おかしい。


もしかしてアリアーテはあっちの世界の人間なんじゃないかと思って、少し罠を張ってみたけど、、


おそらく、いや、絶対に、アリアーテは俺と同じ世界にいた人間だ。


一応、確認で同じクラスの人に色々と聞いてみた。


以前アリアーテと話して出たスポーツの名前を本で見たことはあるかと聞いたら、誰に聞いても答えはNOだった。


さらに、この上品すぎて気が重くなるような言葉遣いの中に「ヤバい」なんてあるはずもないのに、俺が普通に発した言葉に一切の疑問も持たず会話していた。


電子機器も、写真も、この世界にはないのに、アリアーテは性能も熟知している。


きちんとした確証が欲しくて、最後にはルナシスにも聞いた。


ルナシスはすっごい頭が良いらしくて、アリアーテに負けないくらい本を読んでるから、


ルナシスが知らなかったらやっぱりアリアーテは、、、と思い聞いたら、案の定「異世界のものを僕が知っているわけないだろう?」と返されてしまった。


でも、この前ルナシスに忠告をされたとき、幼い頃からアリアーテを見てきたと言っていた。


周りの反応からしてもやはり、アリアーテは異世界から「来た」人間ではない。


だが、実際アリアーテはかなりの確率で俺と同じ世界の人間。


つまり、、異世界への転生?


アリアーテは一度死んでいる?


これをアリアーテに聞くべきかどうか。


もしこれをきっかけにアリアーテに嫌われてしまったら、、、?


俺は別に、アリアーテの秘密を暴きたいわけじゃない。


ただ、俺と同じ世界にいたかもしれないってことが嬉しくて、それで、、


こんな性格であまり思われないことだけど、やっぱり異世界に1人、周りは皆知らない人、文化って、やっぱり怖い。


勿論、悠紀と会うつもりなどない。


きっと快く教えてはくれないんだろうな。


だってアリアーテは、19年間、隠し続けてきたってことだもんな。


それを易々と俺に話してくれるとは思わない。


でも、アリアーテは優しいから、、ちゃんと誠意を見せればどうにかなるかな、、、?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ