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結局

「おーい、アリアーテーっ!」


「、、、ユウ。」


「まさかアリアーテが19だったなんてな!俺、中身は21だけど見た目は19だからなぁ。結局俺はもう一度2年間を過ごさなきゃいけなくなっちゃったわけだけど、、まぁ、アリアーテと同じならいっか!」


「ふふっ、そうですか。それは良かったです。」


「、、、アリアーテってなんか、スッゲェ上品に笑うよなー。」


「この世界の人たちは皆そうですよ。マナーですから。」


「えっ、じゃあ俺もいつかはそんな上品に笑うのか、、、?!」


「えっ、、クスッ、それはどうでしょう。ユウがそんな風に笑っているところはあまり思い浮かびませんが。」


「だよな、俺にはそんな上品には笑えねぇな。」


「しかし、この世界で生きていくからにはこの世界のマナーを身につけなければいけません。今は違いますが、ユキさんのときはイオラン公爵家が養子として引き取っていたので、もしかしたらユウもどこかの家に引き取られるかもしれません。勿論されない場合もありますが。」


「俺は別にどっちでも良いけど。だって何にしろ色々と勉強しなきゃならないんでしょ?場所が変わるだけだもんな、俺はどこでも良いぜ!」


あぁ、、「ユウ」と話していると、本当に落ち着く。


前世でも、新島くんと話しているときは、自分が自分じゃないような気がしていた。


地味な私と友達の多い彼。


まるで違う私たちなのに、何故か会話は成り立っていて。


「そういえば、アリアーテは首席?でここ、入学したって聞いたけど。」


「えぇ、そうですよ。」


「首席って1番ってことだよな?!アリアーテ、本当はすっごいやつなのか?!」


「本当はって、、別に隠していたわけではないのですが、、まぁ、それなりには。未来の皇后として頑張らなきゃいけないところもありますので。」


「、、、未来の皇后って、さ。」


「?」


「アリアーテが、、誰かの婚約者ってこと、、だよな?」


「、、、そうですよ。」


「そっか、、そっか。うん、分かった!、、、19で婚約者いるとかスゲェな!俺がいた世界ではもっと後に結婚するやつばっかだから。俺と一緒の21で婚約してる奴は、知り合いでは1人もいなかった!」


「そうなんですか。」


知ってますよ、それくらい。


「あれ?結局いつアリアーテは結婚するんだ?」


「おそらく私がここ、フェリエンテール学院を卒業したらでしょう。留学しなければ23歳頃でしょうか。」


「、、、アリアーテなら心配いらないな!」


ユウの顔が少し悲しそうに見える。


、、、彼は私のことを好きでいてくれたんだ。


私も好きだった。


いわゆる、両片想いというやつ。


もうそれを叶えることはできない。


私はルナ様を愛しているから。


でも、、やはり、ズキリと心が痛む。


初恋の相手が、今目の前で悲しい顔をしているのに、私は何も声をかけてあげることができないなんて。

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