詫び
「まぁ、、恨んでる理由はそんな感じ。悔やんでも悔やみきれないよ。」
「そう、、だったんですね。」
「君、名前は?」
「え?私、、ですか?」
「うん。」
「名前は教えなくて良いからね。」
「アリアーテ、、アリアーテ・レイです。」
「、、、アリア。」
「私はあなたのことをなんと呼べば?」
「え?そうだなぁ、、っていうか、さっき俺のこと『新島くん』って言ってたよね。さっきの話に戻るけど、、実は、俺が片想いをしてた相手の子も、俺のことを『新島くん』って呼んでたんだ。」
「っ、、そう、ですか。」
「えっと、、アリアーテ?だよね。言ったっけ、俺が片想いしてた相手の子の名前。」
「えっと、、鈴野蒼空、ですよね。」
私が19年前まで呼ばれていた名前。
「そう。アリアーテはなんか、その鈴野さんに似てる。」
「っ!!」
「まるで、今、俺は鈴野さんと話してるみたいだ。話し方も容姿も似てるわけじゃないんだけどね。」
「っ、、」
「、、、さっきから黙って聞いておけばなんなんだい?アリアはアリアだ。君の片想い相手と同じにするな。」
「同じにしてるわけじゃ、、似てるって言ってるだけで、」
「反論は聞いていない。君は異世界の人間だ。時峰悠紀のときと同様、まずは僕たち皇族が引き取る。大人しくして待っているように。」
「、、、分かった。っていうか、本当にここ、異世界なんだな。」
「もし不便なことがあったら言ってくださいね。」
「おぉ、ありがとな!えっと、、アリアって呼ばれてるのか?それ、俺も呼んで良いのか?」
「ダメだ。」
「俺、お前には言ってないけど、、まぁ、なんか怖そうだしやめとく。じゃあな、アリアーテ!俺のことは『新島くん』でも『優』でもなんでも良いぜ!」
じゃあ、、、
「『ユウ』。また今度。」
「あぁ!」
「ふぅ、、驚いたよ。まさかまた異世界から人がくるなんて。」
「、、、えぇ。」
「アリア?」
「あっ、、はい。なんですか?」
「、、、アリア。君は随分と彼に思い入れをしているようだが、何かあったのか。」
「えっ?そ、そんなことは、、」
「何年君と一緒にいると思っているんだい?しかもアリアは分かりやすいからね。何か僕に、嘘をついているだろう。」
「嘘なんてついてませんよ。」
「そうは見えないが。だがしかし、彼は異世界からきた者。アリアと彼が知り合いなわけがないから、、まぁ、今はその言葉を信じておこう。」
「はい。」
「いつかは聞かせてもらうよ、アリア。」
「、、、はい。」
「それと。どんなに彼が異世界から来ていて、気になるからと言って、、僕の言うことも聞かず彼と話すのは感心しないな。僕も嫉妬するんだよ。」
「っ!!、、、ごめんなさい、ルナ様。」
「うん、それでいい。」




