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驚愕

「、、、え?」


「いや、今は関係ないよな。、、、次の質問は?」


「では、、」


「いえ。話してください。何故あなたは時峰悠紀を憎んでいるのですか?」


「アリア?急にどうかしたのかい?」


「、、、ルナ様、お願いします。」


「、、、分かった。では答えてもらおうか、」


「なんでそんなに知りたいのかは知らないけど、、まぁ、隠すことでもないしな。」


2人に何があったのか知りたい。


私を信じきれなかった新島くん。


新島くんを騙して手に入れた悠紀。


いつの間にか、、2人は、、、




悠紀と付き合って3年。


悠紀とは別の大学に入ったけど、同じ県内だったから、週末とかにはよく会ってて。


時々、俺はなんで悠紀を好きになったんだっけ、、って、思うことがあった。


俺と悠紀が付き合ったのは、高校一年生のとき。


俺は別の子が好きだった。


名前は鈴野蒼空。


学校ではいつも大人しくて、静かに仕事をこなしていくような子だった。


誰からのお願いにも断れないような子で、いつしか俺は、鈴野さんは俺が守らなきゃって思うようになったんだ。


でも、ある日。


鈴野さんと悠紀が日直で、悠紀が鈴野さんに仕事を押し付けていたから、、


俺が手伝うって言った。


そして、彼女を呼び出して、告白しようと思ったその日、、鈴野さんではなく、悠紀が現れた。


鈴野さんには彼氏がいて、その彼は暴力団だということ。


彼女の気に入らない人はその彼氏に暴力を振るわれてしまうこと。


なぜあのとき俺は信じてしまったのか分からない。


急に言われて、そのまま勢いで信じてしまったのかもしれない。


でも、もし、本当にそうだったら。


あの静かで純粋な彼女の裏に、そんな暗い影があるのなら。


悠紀に実際の傷を見せられて、本当なのかもって思ってしまった。


あんなの、今の時代、メイクでどうとでも見せられると言うのに。


俺はそういうのに疎かったのか鈍かったのか。


俺は悠紀を信じて、鈴野さんを信じなかった。


で、、そう。


大学生になって初めて知ったよ。


適当にSNSの投稿を見ていたときだった。


投稿者は知らないアカウント。




『高校生のときさぁ、両片想いってやつ?嘘ついて引き裂いてやった。そんで今は私の彼氏〜」




こんなひどいことをする奴もいるんだなって最初は思ってた。


高校生から付き合ってるのか、、俺と一緒だな。


両片想いじゃなかったとは思うけど、俺も一時期片想いしてたな。


嘘をついて引き裂く、、、?そういえば、片想いの相手は悠紀に言われたようなひどいことをする子じゃなかったな。


段々とこの文章に違和感を覚えてきた。


もしかして、、と。


ある日、悠紀とのデート中、電車に乗っていた。


ただの偶然。


意図して見たわけじゃなかったのに、、


悠紀の「あの」アカウントで投稿している姿を見てしまった。


信じられなかった。


でも、、そうなると辻褄が合うから。


あぁ、俺はあのときなんて最低な言葉を彼女に言ってしまったのか、、と後悔しかなかった。

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