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鈴野蒼空

「まぁ、、そんなことって、、」


「いやよ!私は信じないわ!」


「正直信じられないな、、まさか、、そんな、、」


「ショックだよ。あの方に悪いことをしてしまった。」




悠紀が魔王と契約していたことが公表された。


まぁ、、裏で悪行・悪意を私にばかりぶつけてきていたから、私はやっぱりスッキリしているのだけれど。


、、、前世のことも、ね。


今は悠紀はフェリエンテール学園を退学させられ、皇城の地下牢に繋がれている。


勿論、聖女という身分も剥奪。


イオラン公爵が悠紀を手放し、公爵令嬢という身分も無くなった。


悠紀には今、何も残されていない。


正直、以前の私がそうだったから、とても嬉しいわけでもないけれど。


でも、、自分が今までどんなことをやってきたのか、自覚してほしい。




ある日私は、悠紀の繋がれている地下牢に訪れた。


皇城の地下牢は、大罪を犯した犯罪者が入れられるところで、天井から鎖で繋がれた大きな鳥籠のようなところに犯罪者が収納されている。


地面は奥深くまで続いており、面会できるところも、柵の下は底まで見えない。


ここからは死ぬまで一生出られないのだ。


あの、クラスの中心だった悠紀がこんなところにいるなんて、正直まだ信じることができないけれど、、




「ユキさん。」


「なっ、、なんでアリアーテがっ、、」


「ユキさんに話したいことがあって。」


「っ、、私はっ!!あんたのせいで無茶苦茶よ!なんでエティーが私じゃなくてあんたを選ぶの?!なんで私が誰かに負けるの?!おかしい!絶対おかしい!」


「、、、そうね。おかしいわ。」


「分かってるなら皇子でも皇帝でも説得してよ!」




「言葉に気をつけなさい。今のあなたは公爵令嬢でもなく、聖女でもないのよ。平民以下だわ。そんな人が陛下や皇子殿下に無礼な口をきくことは一侯爵令嬢として許さないわ。」




「っ、、ふっ、ちょっと前までは私に怯えてたくせに。」


「、、、そうですね。『時峰さん』。」


「、、、ぇ」


「時峰さん。本当に、私はまだ信じられませんよ。あの「時峰さん」が今はこんな姿なんて。」


「何、、言って、、私、苗字、言ってったっけ、、、?言ってたとしても、、何、その喋り方、、いつものアリアーテじゃない、違う!」


「そうですか?」




「誰!あんた、誰なの?!本当にアリアーテなの?!」




「私の名前はアリアーテ・レイ。そして、、鈴野蒼空です。」

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