助け
「、、、他人の告白を邪魔するなんて、、魔王も良い趣味をお持ちのようですね。」
「私は面白いことが好きなんだ。今回は先程も言った通り、聖女が黒いことに面白さを感じた、、しかし今は違う。新しいおもちゃを手に入れたように気分が良い。」
「何を言って、、」
「あの聖女は確かに面白い。、、、が、力はない。使い方も知らなければ私への敬意も微塵も感じられない。私は別に敬われたいと思っているわけではないが、それはそれで面白くない。「面白い」のではなくただの阿呆ということだ。いやはや、私もそのことに気付かぬとは、、」
「、、、つまり?」
「アリアーテ、、ふっ、せっかちだな。言ったろうに。私を面白いと感じさせてくれたら、殺しはしないと。」
「えぇ、、言いましたわ。」
「なのだから殺さない。私は面白いやつだけでなく、強いやつも好きだ。ただの小娘が最終奥義を使うなど、、長く生きているが、そうそう見れるものではない。楽しませてもらったよ。」
「っ、、」
「心配するな。私は約束を守る男だ。魔王としてもな。、、、ユキはどうしようか、一緒に送り届けても良いか?もう私はユキに興味はない。」
「、、、えぇ。それ相応の報いを受けさせますよ。アリアに傷を負わせたのだから。」
「そうか。それもまた面白い。聖女を罰するか、、ここ、魔王城から静観するとしよう。、、、では。生きているうちにまた機会があれば会おう。」
もう、、会いたくないけど!!!
「アリアーっ!!!!」
「レオお兄様!」
「う、うぅぅ、、傷だらけじゃないか!ルナシスはどうしたルナシスは!早くアリアを治療、、」
「ルナシス様は意識が、、」
「え?!は、早く保健室へ連れて行かないと、、あ、そういえばあいつは?ユキ・イオラン。」
「あぁ、ユキさんは、、あそこね。気絶しているみたい。」
「そう。ま、僕には関係ないから良いけど。」
「お兄様、、どうか連れて行ってあげてくれる?周りの目もあるし。そんなこと、気にせずにできる日はそう遠くないから。」
「、、、分かった。アリアが言うならそうしよう。」
「ありがとう、レオお兄様。」
そして私も意識を手放してしまった。
魔王が何か施したのか、、私は最終奥義を使ったにも関わらず、ここまで意識を保てたのが自分でもよく信じられない。
おそらく、魔王が私に魔力を注入したのだろう。
あのときの私は魔力なんてものはすっからかんで、体にも負担がかかっていたから、、
死んでもおかしくない状況だった。
魔力が注入され、動ける程度の体力を手に入れたのだと思うけれど、、
今回だけ、魔王に助けられたのね。
、、、って、これを引き起こしたのは悠紀と魔王だけど!




