接触
「イオラン公爵令嬢はいるかい?」
「まぁ!第一皇子殿下だわ。ユキさん!殿下がお呼びですわ!」
「流石ユキさんだわ、、皇子殿下のお目にも止まっていらっしゃるなんて!」
「聖女様だからってだけではきっとないわ。」
「殿下〜!お久しぶりですね、!」
「そうだね。実はこの後2人っきりで話したいんだけれど、、どうかな?」
「勿論ですっ!」
アリア、、、
確かに感じる。
ユキ・イオランからの重たい雰囲気が。
聖女とは僕たち光属性の魔法とは少し違う魔法を持っている。
聖女は僕たちの魔法も使えるが、普通の光属性を持つ人は聖女の使う魔法が使えない。
聖女は特別な存在なんだ。
この国だけじゃない。
大陸の中でも珍しい人材だというのに。
もし、、本当に聖女ユキが魔王の手に落ちていたのだとしたら。
僕はどうする?
周りの目もある。
、、、そうだ。
「私とお話ってなんですかっ?!しかも2人っきりなんて!」
「うん。これはまだ誰にも言っていないことだから、他言無用でお願いするが良いかい?」
「勿論です!」
はぁ、、、やっぱり、チョロ。
エティーが私に教えてくれたことは、私がもうアリアーテや皇子、レオシア様に魔王との契約者だと疑われていること。
どんだけ頭良いんだよ!
察し良すぎでしょ!
とか思ったけど、、やっぱり証拠、ないもんね。
しかも私、聖女だし。
私ってつくづく思うけど、運良すぎだよね。
前の世界でも手に入れたいものは全部手に入れてきたし、
この世界でも私が中心。
私がこの国を離れたら困るのは特に皇族だから、皇子は私に容易に手出しできないでしょ。
人のもの奪うのって、なんでこんなに楽しいの?!
快感が、、私を包み込んでくれるの!!
「実は、、最近この学園を取り巻くものがあるんだ。」
、、、あれ?
直球で私に言っちゃうの?
私のこと疑ってるんじゃないの?
あぁ、もしかしてアリアーテたちにはあんなこと言ったけど、本当は私のこと全く疑ってないから、教えてくれてるの?
それだったら楽なん
「だから、聖女の君には魔王の封印に手を貸して欲しいんだ。」
、、、は?
「殿下?何を仰っているのかよく分からないんですけど、」
「イオラン公爵令嬢、最近は貴族のマナーも身についてきて、良いですね。このまま貴族に馴染んでいけば社交界でも心配はありませんね。あなたは聖女ですから、聖女の仕事を精一杯やっていただきたい。」
「、、、はい?」
「まだ僕が何を言いたいか分かっていないかい?」
分からないよ。
私に、、は?
「魔王の封印。聖女の役目です。」




