目撃者
「、、、私ではありません。」
「何言ってるの。私がアリアを疑うはずがないわ。私の恩人だしね。でも、、」
「ユキさん信者の方が言ったそうなんですよ。女の子に水をかけられた事件で、女の子からアリア様に変わっているお姿を見たと証言した令嬢がいらっしゃるそうなんです。」
「私?!」
「はい、、」
「それに加えて、ユキが階段から突き落とされた件も近くで急にアリアが出てきたと証言している子息もいるし、貴女、席が隣なんでしょう?教科書の件も誰よりも簡単に魔法を使ってボロボロにすることができると考えている人は少なくないわ。」
「、、、まるで誰かがアリア様を貶めようとしているようですわ。」
「ユキを好く人が多かったとしても、少し敵対しているだけでここまでする必要は彼らにないわ。アリアが侯爵家の令嬢なのだから、尚更。」
「私を見たという証言にも気になりますね。ユキの息がかかったものなのでしょうか、、」
「私が聞いた令嬢については、話しているところも興味を示しているところも周りからは見られなかったそうなので、だからこそ信憑性が高くて、、」
「こちらも同じ。証言者は皆ユキにそこまで好意を寄せているわけでも興味を持っているわけでもない、『ただの』証言者。」
「、、、それは厄介ですね。」
「えぇ。どうにかして否定しなければならないわ。」
ある日、私の元に手紙が来た。
愛しいアリアーテへ
今、学園ではどうかしら。
実はルイから聞いているのよ、アリアちゃんが大変だってこと。
闇属性を持っていると聞いて確かに驚きはしたけれど、アリアちゃんは私たちの大切な娘であることに変わりはないわ。
傷ついているのなら私たちはいつでも貴女を守る用意ができているのよ。
アリアちゃんはとっても強い子で、私たちに心配かけないように強がることがあるわね。
そんなアリアちゃんも好きだけれど、たまにはレオにでも言って本音を吐き出すと良いわ。
今学園で起こっている事件については、皇宮が調べてくださっているのよ。
皇帝陛下は微塵もアリアちゃんのことは疑っていないから安心してね。
きっと少ししたら犯人が捕まるわ、それまであと少しの辛抱よ。
でも辛かったら、いつでも帰ってきて良いからね。
私もルイもよ!
アリシャーテ・レイ
そうか、、この事件にはユキが関与しているから、国が調べるのも当然ね。
大丈夫。
私はやっていない。
信じてくれている人もいるもの。
、、、私も調べてみよう。




