不可解な出来事
「キャァァァ!!!」
「なんだっ?!」
「どこからか悲鳴が、、」
「っ、、あれ、見てみろ!!!」
「ユキさんだわ!!ユキさんが倒れていますわ!!!」
「聖女様が?!」
「イオラン公爵令嬢?!」
「大丈夫ですか、ユキさん、、、!」
「う、、ぅう、、ん、、」
「階段から落ちたのですね?!どなたにされたのですか?!」
「分からない、、誰もいなかったの。ただ、下に行こうとしたら誰かに押されて、、必死に振り返ったのにそこには誰もいなかったの、、まるで魔法みたいだった。」
「ユキさん、、、」
「知ってるか、この魔法。闇属性の透明化。」
「まぁ!ユキさん、その教科書はどうしたんですの?!」
「とてもボロボロになっていますわ、、」
「本当。大丈夫ですか、、、?どなたがやったのでしょう」
「分からないの。机の引き出しから出したらこうなってて、、」
「?ユキさん、その指、、」
「え?あぁ、うん。なんか棘みたいなのがついてて、それで切っちゃったんだよね。」
「まぁ、なんてこと!今すぐ保健室に行きませんと!」
「ふふっ、大丈夫だよ。自分の魔法で治せるもん。ありがとね、心配してくれて!」
「勿論ですわ!」
「その棘、、薔薇の棘ですよね。まるでルークアン殿下がこの前皇子殿下と試合をしたとき使っていた闇属性の魔法、薔薇の棘鞭ですわ。」
「イオラン公爵令嬢?!そのお姿はどうされましたか、、、?」
「分からないの。白いワンピースを着た女の子が近付いてきたから、抱っこしてあげようと思ったのに、何故か水をかけられたの。」
「なんだって?!」
「その女児はどちらに行かれたか覚えていらっしゃいますか。私がすぐに捕らえて参ります。」
「ううん、いないと思う。だって学園にはあんな小さな子、入れないもん。魔法でかけられたんだと思うんだけど、、」
「なんと無礼な!!!、、、でもしかし、その女児はどこから、、、?」
「確かに令嬢のおっしゃる通り関係者以外は立ち入り禁止の場ですからね、フェリエンテール学園は。」
「聞いたことあるだろ、闇属性の魔法で。自分の姿、形を変えられる、、変身」
「アリア、ヘレス。」
「エリー様!」
「エリー様、、」
「アリア。貴女大丈夫?私のクラスでも義妹信者が増え続けてて、最近の事件で貴女への風当たりが悪くなってるわ。」
「存じております。」
「闇属性の魔法によってユキさんが被害を受けていると聞いていますが、、」
「えぇ。おそらく確かにこれは闇属性の魔法よ。前回のリムス男爵子息の件だけでは判断できかねたけれど、こう事件が続くとなると否定する方が難しいもの。」




