君を賭けて
「それでは、これよりルナシス第一皇子殿下とルークアン王太子殿下の決闘を始めます。それでは、、始め!」
アリアーテは渡さない。
アリアーテは俺がもらう。
アリアーテを幸せにできるのは僕しかいない。
アリアーテの生きやすい生活は俺しか作れない。
『だから、なんだって言うんだ。』
『え、、、?』
『そんなことを言って僕が嫌うとでも思ったのか。レオシアが君を家族だと思わないとでも思ったのか。』
『そうだよアリア。そんなこと、死んでも思うはずない。』
『っ、、』
『君に闇属性が宿っていたからなんだと言うんだ?僕は怖いとも危害を加えられるかもと怯えもしない。ただ、君にそんな力があったのだと認識するだけだ。』
『っ、、ですが、』
『アリア。父さんと母さんが知ったって何も変わらない。知ってるでしょ、僕と同じくらい父さんたちがアリアのことを好きなのも。』
『も、もしかしたら、』
『もしかしたらなんてことはない。自分の力に怯えるな。、、、、、君は、絶対に僕が守るから。』
『俺、ホント、初めてなんだよね、こんな気持ち。どこまで惚れ込んでんだよーって、自分で笑いたくなってくる。』
『何故そこまで私を気に入ってくださるのか、私にもよく、、、』
『運命なんだよ、俺たち。結ばれることは生まれる前から決まってたーみたいな?』
『まぁ、、なんですか、それ。』
『面白いでしょ。、、、会ったのは初めてだけど、ずっと前から見てたよ。自分で気付かなかっただけで、ずっと前から君に惹かれてたのかもしれない。正義感が強いところとか、努力家なところとか。これは偶然なんだけど、見てたんだ。君の友人が影で悪口を言う令嬢に呼び出されたとき、君が助けていたところ。』
『えっ、、』
『かっこいい、、そう思った。誰か他の人のために行動できる君をすごいと思った。』
『、、、そう、ですか。』
「双風の不死鳥」
「土魔獣」
「すごい、、」
「最初からこんな高ランクの魔法を出すなんて、、」
「キャー、ルークアン様ーっ!」
「殿下ーっ!!!」
魔法と魔法がぶつかり合う。
僕の双風の不死鳥が土魔獣に抑えられる。
チッ
一旦引き返させるか、、
「そんなことはさせない。土魔獣」
土魔獣が二体に増え、双風の不死鳥をがっちりと動けなくした。
これじゃあ引き返すこともできない。
、、、がしかし。
「動の不死鳥」
光属性の魔法。
これは移動手段にもなるのだが、物体があるから力が強い。
つまり、、、
ドゴォォォン
ドゴォォォン
「やっぱり簡単じゃない、、か。俺の土魔獣を壊しちゃうなんてどんな威力だよ、、」
反撃開始だ。




