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「ルークアン殿下?もしよろしければ僕にお時間を。」




「、、、あ。もしかして、アリアーテのこと?」


「っ、、アリアーテの名を軽々しく口にしないでいただきたいのだが。」


「アリアーテには許可をもらってるから、別に良いでしょ。ルナシス殿下がアリアーテを気に入っていることについては勿論聞いている。ただね、、、」


「『ただ』?」


「俺はアリアーテを好きになってしまったんだ。会ったのはあのときが初めてだったのに、なんでだろう。今までこんなことはなかったのに。フィレントの美しい令嬢にもこんな感情は抱いたことがないのに。」


「何が言いたい。」


「俺とアリアーテは運命だと思ってるんだ。もう聞いてるんでしょ、アリアーテの力について。」


「、、、あぁ。」


「俺は幼い頃感じてきたよ、自分の力によって俺は虐げられてきたから。王太子だって言うのに。でも仕方ないことなんだ、闇属性が恐れられるのはその頃から百も承知だった。幸いなことに闇属性の魔術師もこちらには複数いるし、俺は頑張って闇属性へのイメージを変えて自分の居場所を作った。」


「、、、アリアーテにも、それは、、」


「できない。、、、とは言わないが難しいんじゃないか。俺の場合は幼少期だったから良いものの、もうアリアーテは15歳で学園に入っている。いくら態度をよくしたって上辺しか変わらない。、、、しかも今、異世界から来た聖女がいるんでしょ?」


「、、、比較対象にされると言うことか。」


「うん。ルナシス殿下。もしかしたら俺が思っているより殿下はアリアーテのことを気に入っているのかもしれない。でもさ、彼女の幸せを願うならこの件について承諾してくれないかな。いや、承諾なんてもらわなくても進められるけど。俺は殿下にも話しておいた方が良いかと思って、ね。」


「っ、、」


「大丈夫、アリアーテの幸せは保証する。ね、だからルナシス殿下もアリアーテを送り出してくれな」


「絶対にそのようなことはさせない。アリアーテを幸せにするのは僕だ、それ以外にはありえない。、、、決闘を申し込む。僕が勝ったらアリアーテとの婚約を諦めろ。もしルークアン殿下が勝ったら、、僕はもう、何も言わない。」


「、、、負けるつもりなんて毛頭ないけど、ルナシス殿下が勝ったらアリアーテは不幸になるかもしれないよ。殿下だって周りの反応は操作できないでしょ?」


「、、、ふっ、僕にできないことなどない。もし周りがアリアーテに傷つくことを言ったら、、僕が許さない。」




「分かった。殿下の決闘の申し込み、受けることにします。」

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