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小さい頃からの

「、、、君は、最初皇后にはなりたくないと、、なるつもりはないと言っていたことを忘れたのか。」


「忘れてなどいませんわ。できることなら王妃にも、、なりたいとは思いません。でも、私は殿下を、、ルークアン殿下を想っているのです。殿下のお側にいられるのなら、王妃にもなりますわ。まだ婚約もきちんとしていませんけれど。」


「何故、、何故、なんだ、、」


「ルナシス、、」


なんで、だろう。


なんでこんなに、胸が締め付けられるんだろう。


ルナシス様が悲しい顔をしているから?


いつも流すようになんでもこなすルナシス様がこんな深刻な顔をされるなんて。


私がこの前、皇后になるつもりはないと言ったときもそうだった。


なんなのよ、、調子、狂う、、


私に皇后になって欲しかったの?


ねぇ、ルナシス様。


そこまでルナシス様は私の力を、能力を買っていた?


いつも私のことを馬鹿にしてきたのはルナシス様じゃない。


今更、何が言いたいの。


、、、分かってる。


ルナシス様が不器用なことも、本当は優しいってことも。


幼い頃、私が街で迷子になったとき、知らない女性と話していて最初はムカついたけど、私を探してくれてたんだよね。


あのときが初めてかな、取り乱したルナシス様を見たのは。


いつも余裕そうに見てるくせに、ね。


そっか、、、ルナシス様は、私のこととなると時々余裕を無くすんだ。


私が思っているより、ルナシス様は私のことを大切に思ってくれているのかもしれない。


、、、だとしたら。




「ルナシス様。」


「、、、なんだい、アリアーテ。」


「本当は、ルークアン殿下のことが好きなわけではありません。」


「、、、え?」




強い、風が吹く。


ルナシス様は、本当に弱々しい顔をしていた。


目は赤くないのに、どこか泣きそうな顔。


これを言ったら嫌われるかな。


お兄様も私を軽蔑して避けるようになるかな。


、、、今まで通りの生活には戻れないかな。


でも。


このまま、ルナシス様を傷つけたくない。


5歳のときからの「友達」に、隠し事なんて、、、ダメ、だよね。




「殿下、私を嫌っても構いません。お兄様、私を家族だと思わなくても構いません。これは決まったことではなく、言われただけですが可能性は高い話です。私には、、、、」




ただ、持っているだけなのに。


これほどまでに重いことなんだ。


皆から遠ざけられる力。


恐れられる力。


私はこの世界の主役じゃなかっただけじゃない、、悪役だったのかもしれない。


ユキが聖女で私は悪魔?




「闇属性が宿っているんです。」

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