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惚れ

『、、、居づらくなる、、ということですか。』


『君はそう思わない?この国、リベリオ皇国は闇属性、かなり少ないでしょ。』


『、、、確かにおっしゃる通りです。本当に私が闇属性を持っていて、それが広まったら、、貴族間だけではなく、国民にも非難されるかもしれません。』


『でしょ?だから俺はこう言ってるんだ。フィレントは俺の存在によってかなり闇属性への不信感や非難は減ったし、さっきも言った通り闇属性を持つ人もリベリオと比べれば多い。、、、どう?アリアーテにも悪い話ではないと思うけどな。』


確かに、そうだ。


私が前世の記憶を持って転生した日、私は思った。




『この世界で静かに、幸せに暮らしていく』こと。




侯爵家の令嬢だから、静かに暮らしていくことはほぼ諦めなければいけないと分かっている。


でも、、幸せには、なりたい。


今、ユキがこの世界に来たことによって私のその目標は脅かされている。


このまま私とルークアン殿下が婚約をして、結婚をした場合、私はフィレントの王妃となる。


『静か』な生活からなんてきっとかけ離れているし、王妃の仕事も大変だろう。


、、、でも、私は、別に働くことが嫌いじゃない。


前世から、働くことに苦を感じることはなかったし、地味な私だけれど喜んでもらえるのは嬉しかった。




『じゃあ、最初に戻るよ。本人が嫌なのにこの話は進めない。ただ、君にはこういう選択肢もあるよって話だ。』


『答えを出す前に、答えていただけませんか。』


『ん?』


『私のことを先ほど同胞だとおっしゃいましたよね。それだけでここまでしてくださる理由が私には分かりません。ルークアン殿下、貴方様はフィレント王国の王太子殿下です。私と婚約し、そのまま結婚したら私は王妃となります。そこまでのことを、フィレントの王は許してくださるのでしょうか。』


『あぁ、そのことなら大丈夫だよ。元々君はリベリオで皇后の有力候補だと聞いているし。ただルナシス殿下と仲が良いだけでそこまで話は上がらないだろう?一年の首席入学者、魔法学祭でも2位という成績を収めている。フィレントとしても王妃として引っ張りたい人材だと思わない?』


『、、、分かりました。』


『えっ、、良いの?本当に?』


『殿下から仰ったのになんですか、その反応は、、』


『いや。本当に了承してもらえると思ってなくて。だって、ルナシス殿下のこと好きだと思ってたからさ。』


『なっ、、、!そんなわけないでしょう!』


『えぇ、、そう?』


『勿論ですわ。』


『、、、あぁ、言い忘れてた。君との婚約の理由、同胞ってだけじゃなくなった。』


『?』




『アリアーテに惚れた。俺の婚約者になって欲しい。』




「、、、と、言うわけですわ。お兄様、お母様とお父様には今日手紙を書くつもりですから、心配はいりません。」


「なっ、、嘘だぁ、、僕の、、僕の天使が、、、!」


「っ、、」

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