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私の力

『それは本当ですか?もしそうなのでしたら私個人だけでは決めることができませんので、今この場で了承することはできません。』


『ふっ、分かっているよ。君は、、アリアーテは、この話をどう思ってる?本人が嫌なのにこの話を進めるつもりはないよ。』


『あら、そんなことないですわ。私にとっては光栄なことですから。』


『それは良かった。』




『、、、で、本当の狙いは?』


『流石、ルナシス殿下が気に入ってるだけあるね。』


『気に入ってるって、、誤魔化さないでください。』


『大丈夫大丈夫。誤魔化すつもりはないよ。、、、アリアーテ、君も知っているよね?俺の属性を。』


『えぇ。土属性と闇属性ですよね。』


『うん。、、、驚くかもしれないけど、聞いてね。今から言うことは決して嘘ではないってこと、、信じて。』


『え、、えぇ。』


『君は確か、水属性だったよね。』


『はい。』




『君はそれだけじゃない。持ってるんだ。、、、闇属性を。』




『、、、はい?』


『驚いた?』


『、、、申し訳ございません、ルークアン殿下のおっしゃっている意味がよく分かりません。』


『だから、君は水属性だけじゃななくて、闇属性も持っているんだ。』


『理由を、、何故、そう思うのですか。私と殿下は会ってまもないですよね。』


『そうだけど、俺には分かるんだ。俺も持ってるから、闇属性。』


聞いたことがある。


光属性と闇属性が宿っている人に限って、自分と同じ属性を持っているかどうか分かる、、と。


簡単に言うと、光属性の人なら相手が光属性が宿っているかそうでないかが分かる。


闇属性の人なら、相手が闇属性が宿っているかそうでないかが分かる。


ルークアン殿下は闇属性を宿している。


つまり、ルークアン殿下が言うのなら、私に闇属性が宿っている可能性は充分にあり得ることなのだ。


『もし、、もし私が闇属性を持っているとして、何故殿下は私と婚約をなさろうとしているのでしょうか。』


『やっぱり気になるよね。知っていると思うけど、フィレント王国は割とここ、リベリオ皇国と比べて闇属性を持ってる魔術師が多いんだ。ただ、王族に闇属性を宿した子はかなり珍しくて、俺も最初は色々と影で言われてたわけなんだけど。、、、これは脅しじゃない。同じ同胞として、、同じ闇属性を持つ者としての心配なんだ。』


言いたいことが、やっと分かった。


『いずれ君が闇属性を持っていることは知られてしまう。例えば家族だけに、誰か一人だけに話したとして、その相手の口がどれだけ堅かろうと誰に聞かれているかも分からない。情報は漏れてしまうものだ。、、、となると、リベリオ皇国では生きづらくなってしまうのではないかな。』

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