ダリアナ
「君。これと、これと、これもね。」
「承知いたしました。」
「あ、、あとこれも。」
「ちょ、ちょっとレオお兄様!いくらなんでも買いすぎです!」
「え?良いじゃないか、アリアがなんでも似合いすぎるのが悪い!」
「え、えぇ、、、?」
「ベラ。ここら辺に美味しいスイーツ売ってるところない?」
「そう言われると思いまして、事前に調べておきました。この近くにある、、、」
「ん〜!!美味しい!ベラ、ありがとう!こんな美味しいスイーツ店を見つけるなんて流石ね!」
「お褒めいただき光栄です。」
「アリア。後でお持ち帰りの分も買おうか。」
「えぇ!」
名前は「ダリアナ」。
店内は落ち着いた雰囲気で、スイーツの種類が豊富である。
私もお兄様もかなりの甘いもの好きで、よく一緒にスイーツを食べるのだが、、、
ここはもう、お気に入りのお店の中でも上位よ。
特にここのチョコレートケーキは気に入ったわ。
甘すぎず苦すぎず、、カカオ本来の味を引き立てているわ。
「あ、そうだ。明日ルナシスが来る予定なんだけど、」
「ブフーッ」
い、いけないいけない!!
思わず吹き出して紅茶を吹き出してしまったわ、、
「な、、何故ルナシス様が?」
「僕もよく分からないんだけど、久しぶりに会いにーみたいな感じらしい。ほら、夏休みでもう一週間くらい会ってないからさ!」
「そ、、そうですね、、」
「アリア、、、?もしかして、会いたくない?そうなら、会わなくて良いよ?」
「お兄様、、流石に、皇子様ですもの。会いますわ。」
会いたくないけど。
まーたどんな意地悪されるか考えただけでゾワッとするけれど、、
そして翌日。
「やぁ、久しぶりだねレオシア、アリアーテ。」
「ねー、久しぶりー。」
「どうも。」
「なんだい?アリアーテ。何か言いたそうな顔をしているね。」
「いいえ何も?」
「そうだ、お土産に君たちの喜ぶものを持ってきたんだ。」
「僕たちが、、」
「喜ぶもの?」
「あぁ、、レオシアもアリアーテも、甘いもの、好きだろう?知っているかは分からないが、最近街で人気のあるスイーツ店なんだ。『ダリアナ』っていうらしいんだけれど、、」
「あっ、それ!」
「昨日お兄様と行ったところですわね!」
「本当かい?では間違えてしまったね、違うものにすれば良かった。」
「いいえ!!!ルナシス様、流石です!」
「、、、え?あ、アリアーテ、、?」
「私、ダリアナのスイーツ、大好きになりましたの。そのスイーツをくださるなんて、、今日はお優しいんですのね!」
「え、あ、いや、、よ、喜んでもらえたようで何よりだよ。君の食い意地の張っているところを見ることになるけどね。」
「そうですわね〜、あ、ベラ、これ、早くお皿に出して頂戴。」
「分かりました、お嬢様。」
「ホント、不器用だなぁルナシスは!」
「、、、レオシアは黙っていてくれるかい?」
まぁ、、アリアーテの喜んでいるところを見るのは、僕も好きだから良いけれど。




