欲しがり
「アリア、どうしたの?」
「アリア様、疲れているように見えますが、、」
「え、えぇ、、なんでもないわ。少し驚いてるだけ。」
「、、、嘘。」
「えっ」
「アリアーテ。君、ホント、嘘を着くのが下手くそだね。本当に貴族?」
「なっ、、、!」
「ちょっとルナシスーっ!もっと優し」
「ユキ・イオランだろう?」
「っ、、え、えぇ、、まぁ、、」
「そういえば、イオラン令嬢、、あ、長女の、エリザベス・イオラン令嬢の方ね。彼女が来てから、今までの令嬢とは真反対。少し見栄っ張りなところがあったのに今ではその影すら見えないほど大人しくなったんだ。」
「それは、、ユキさんと関係しているのでしょうか、、、?」
「あれ、ロナルド令嬢は『ユキ』って呼んでるんだね、」
「えっ?!あ、いえ、その、、あの方、実は授業の休み時間などに1年生のクラス全部まわって自己紹介してて、、そのときに、『ユキ』と呼んでとおっしゃっていたので、、」
「そんなことしてたのね。私、知らなかったわ。実は、今、席が隣なんだけれど、、」
「アリアとその子はあんまり気が合わなそうだね。噂じゃ、異世界人なのを言い訳に色々と甘く見てもらってるとか。アリア、耐えられなくなったらいつでも僕に、、」
「あら、、イオラン公爵令嬢だわ。」
「本当に今までの威勢を無くしていらっしゃるわね。」
「ちょっと、、いい気味よね」
「ね、ホント。」
「あの方が、、」
「うん。言った通りでしょ?彼女が来てからの令嬢はすごい暗いんだよね、、なんだか可哀想な気もする。」
「公爵がユキ・イオランにばかり構っていると聞いているよ。多分それが原因なんじゃないかな。」
「そんな、、」
「あ、、アリア様?何をなさろうと、、」
「私、ちょっと行ってくるわ。」
「えっ、、えぇ?!どこに?!まさか令嬢のところ?!」
「えぇ。」
「あ、アリア、行かない方が良いって、、、!」
「、、、言ってもアリアーテは聞かないだろう。」
「えぇその通りですわルナシス様。」
「イオラン公爵令嬢。少しよろしいですか?」
「っ、、あら、なによ、、レイ公爵令嬢が私になんの用かしら。」
「用というほどでもないのですが、」
「では何かしら?嫌味でも言いに来たの?」
「そんなことありませんわ。」
「どうだか。、、、あの子が来たせいで、私は、、私の全てが、、」
「、、、是非、私たちと一緒に昼食をしませんか?」
「、、、え?」
「ロナルド令嬢と、お兄様と、第一皇子殿下がいらっしゃいます。」
「っ、、あぁ、そうね、、確か、あなたって殿下と仲が良いって言われてるものね。皇后の有力候補だとか?やっぱり私に嫌味を、、」
「そういうつもりで言ったのではございません。、、、分かりました、正直に言いましょう。私は令嬢と同じです『彼女に傷つけられたもの』、、そう言えばわかってくれますか?」
「、、、ふふっ、良いわ。」




