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本当の意味

「多くの人が勘違いをしていると思うけれど、私は、生まれたときから厳しく育てられたわ。イオラン公爵家の娘だもの。家柄的に言うと私も皇后や側妃候補に含まれているのは知っているわね。だから、小さい頃から勉強やら魔法やら、、でも、自由な時間はあったの。お父様もお母様も厳しい方だけれど私を愛してくれていたわ。だから、その短い自由な時間に私はお母様とお茶をしたり、お父様とお話したり、、なんでも頑張れた。」


へぇ、、


意外と、とっても両親が好きなんだな。


「でも、あるとき変わったわ。、、、そう、ユキが来てから。あの子が来て、イオラン家は変わってしまったの。お父様もお母様もユキにばかり構うし、弟も懐いたわ。その中で私は独りぼっち。やっとお父様からお声がかかって、久しぶりに一緒にお話できると思ったら、、ふふっ、なんて言われたと思う?」


「、、、分かりません。」


「そうよね。、、、『もう勉強も魔法もやらなくていい。』って言われたわ。これ、どういう意味か分かる?」


「そんなっ、、、!」


「わ、、私には、分かりません、、」


「え?でも、イオラン家って仲良しなんじゃないの?貴族の家族の中には子供を道具としか扱ってない親がいるのは少なくないけど、イオラン家は違うよね?」


「あぁ。僕もそう聞いているよ。親子仲は良いって話をね。あぁ、レイ家もそうだね?」


「当然でしょーっ!」


仲、、良すぎるくらいだわ。


「あっ、もしかして、、」


「ん?どうしたの、ヘレス。」


「えっ、いや、なんでも、、」


「何か気付いたの、ロナルド伯爵令嬢?」


「何々〜?教えてくれる?」


「何か変なことでも?」


「え、いや、そのっ、、、!」


「み、皆もヘレスも落ち着いて?」


「アリアーテもだけどね。」


「ぅっ、、」


「え、えっと、、大したことじゃないんですけれど、、イオラン公爵家の方々は仲がよろしいんですよね?」


「、、、『良かった』、の間違いだけれどね。」


「わ、、私は今でも良いんじゃないかって思うんです、、その、こんなこと言っていいのか分からないんですけれど、『皇后』という役職はとても難しいものですよね。外交だとか、流行だとか、、職務できっと毎日が忙しいですし。」


「あぁそうだね。僕の母も毎日忙しくしているよ。」


「だから、、なんじゃないでしょうか。」


「どういうこと?」


ヘレスは何を言ってるんだろう、、、?


「イオラン公爵閣下は側近中の側近だから、、皇后様の大変さが分かって、イオラン公爵令嬢にはさせたくなかったんじゃないかなって、、思ったんです。」


「、、、えっ?」


「え、あ、いや、その、、変な考え方だとは分かってるんですけど!その、さっき言ってた通りなら、、幼少期からあまり好きなことを好きなだけできなかった公爵令嬢を解放、、って言うと言葉が悪いのですけれど、ユキさんなら『聖女』ですし、わざわざ『皇后』に就かせて大変な思いをさせたくなかったんじゃないかなって、、思ったんです。」

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