何はともあれ
「んっ、、、」
「アリア!アリアが起きた!!アリアが起きたぁぁぁ!!!」
「アリア様っ!!アリア様っ!!!」
「いや、あの、君たち、」
「ルナシス、今だけでも静かにしててくれない?、、アリアが起きた!!大丈夫?どっか痛いとこは?!」
「、、、レオシア。僕を誰だと思って、、」
「え、えっと、、、?」
「そこ!ここは保健室です、静かにしてください!」
、、、ん?
何故か私まで怒られているんだが。
なんでこんなレオお兄様もヘレスも慌てているんだ?
「えっと、、お兄様?どうかなさいました?」
「どうかって、、覚えてない?もしかして記憶喪失?!ちょっとルナシスどうしてくれるのさ!もしアリアが一生僕のこと思い出せないままでいたら!責任とってくれるんだよね?!いや、何をしたって責任なんてとれない!」
「レオシア一旦黙ろうか。」
「ヒィッ」
「まず、アリアーテがレオシアを『お兄様』と呼んでいる時点でアリアーテは君を忘れてはいない。アリアーテが状況を掴めていないのは君たちが騒がしいからだよ。、、、アリアーテ、ゆっくり考えろ。君の脳はそこまで簡単に記憶を失ったりしないだろう?」
イラッ
ムカつくけど早く思い出さなきゃ。
えっと、えっと、、?
なんか胸が痛い。
いや、ルナシス様の言葉で心が痛いんじゃないからね?
精神的じゃなくて、物理的によ?
「、、、あ、なんか刺さりましたね。なんでしたっけ、、魔法?あ、そうだ、私、ルナシス様に、、」
「ふっ、ほら、レオシア、ロナルド令嬢も。アリアーテはこの通り異常なしだよ。」
「そ、そっかぁぁ、、アリア、良かったぁ、、君が決勝でルナシスと戦ってて、最後意識失っちゃうから!もう僕、心臓飛び出るかと思った!ルナシスも大人気ないよね、3年も年上なのに!」
「わ、私もです!私、アリア様が死んでしまったのかと思って、泣いちゃって、、、!」
「、、、いや、君たち、僕をなんだと思って、、」
「ずっと思ってたんだけどさルナシス!もっとアリアに優しくしてくれよ!アリアは!アリアは、、この国の、、いや、世界の天使なんだぞ!!!」
おぉ、、天使ときましたか。
悪くな、、
「天使?笑わせてくれるな、アリアーテのどこが天使なんだ。」
「ふっ、ルナシスには分からないだろうね、、アリアのどこが天使なのかは僕だけが分かっていれば良いのさ、、」
「えっ、わ、私も、、、!」
「あ、ロナルド令嬢は良いよ、教えてあげる!えっとねぇ、寝顔とか、」
寝顔?!
いつの間に見てたの?!
「笑顔とか、」
あぁ、、まぁ、女の子の笑顔は誰でも可愛いもんね。
「甘いもの食べてるときの顔とか、」
は、恥ずかしい、、、!
「う〜ん、そうだな、僕、意外とアリアが悪巧みを考えてるときのも可愛いと思うんだよね。」
「悪巧みしようとしてる人のどこが天使なんだい?」
悪巧み、、いや、それは?ルナシス様の影響?だし?
「沢山ありますね、、、!私、もっとアリア様のこと好きになりました!」
「そ、そう?ありがと、ヘレス。」
「僕もだよ?!」
「分かってるわ、お兄様。、、、あ、お兄様なんでしょう?私をここまで運んでくれたの。ありがとうございます。」
「いや、僕が運ぼうと思ったんだけど、その前に、ルナシスが、、」
「ちょ、言うな!」
「そういえば、お姫様抱っこして運ばれてました!とっても絵になってて、歓声もすごくて、、、!」
「ロナルド令嬢、、、?」
「ご、ごめんなさ、、」
「、、、ありがとうございます、ルナシス様。」
運んでくれたのは、お礼しないと。
、、、顔、緩んでないかなぁ、、
「いや、、別に。当然のことをしただけだ。」
、、、割と、少し強がってるところは好きだったりする。




