不死鳥の戦い
「おぉぉぉ!!ついに来たな!」
「決勝戦じゃないけどね。」
「去年の試合、すごかったもんなーっ」
「今回は殿下とレオシアがB・Cブロックだったからな〜」
「、、、勝った方がレイ侯爵令嬢とか。」
「レオシアの妹様は流石だぜっ」
「ルナシス、、今年こそ勝たせてもらうよ!アリアも見てるし、お兄ちゃんのカッコ悪いところは見せられない!」
「そうだねレオシア。でも僕も負けるつもりはないよ。」
アリアーテにカッコ悪いところを見せられないのは僕も一緒だから。
「それでは、スタート!」
「火の不死鳥」
「双風の不死鳥」
「始まりましたわ!」
「キャァァァァ!!」
「殿下ぁぁぁぁ!!」
「レオシア様、頑張ってくださいぃぃぃ!!」
「うわぁ、、何、これ、、」
「殿下もアリア様のお兄様もとても人気ですね。」
「うん、、ここまでだとは思ってなかった。実はさっき、レオお兄様に聞いたんだけれど、、ほら、お兄様たち同い年だからね、一年生のころからずっと戦ってるんだって。お兄様が勝ったことはないらしいんだけれど、、でもホント、惜しいところまで行くらしいのよ。ルナシス様を追い込めるのはお兄様だけなんだって。」
「そうなんですか、、殿下を追い込めるって、すごいですね。さっきエヴァーズ令嬢が繰り出していたあの魔法も簡単に出してしまう殿下なのに、、アリア様のお兄」
「あ、私のお兄様じゃなくてレオシアね。皆お兄様のことは名前で呼んでるわ。」
「えっ、あ、はい、、その、レオシア様も、、あれ、不死鳥ですよね。」
「えぇ。不死鳥フィニックスの魔法があるのは火属性と風属性と光属性だけだからね。ルナシス様、二つの不死鳥が扱えるのよ。元々皇族で魔力量も多いし、、羨ましい限りよ。」
「アリア様も十分魔力量は高いじゃないですか!」
「そうかしら、、でもきっとルナシス様よりは少ないわよね。」
「もう、、アリア様ったら、殿下と比べないでください、」
「、、、だって、ルナシス様って光属性と風属性、二つ持ってるじゃない。ズルいわよね、」
この後、どちらと戦うか分からないけれど、、
レオお兄様と戦ったって、ルナシス様と戦ったって負けるのは目に見えているけれど、、
もし私の歳がルナシス様たちより高かったとしても、ルナシス様に勝てないと思う。
ルナシス様は、上級魔術師と同等の力を持っていると思うし。
お兄様と、ルナシス様の不死鳥が交わり合う。
互いに攻撃をしながら、どこか楽しんでいるようにも見える。
、、、あ、でも、お兄様、辛そう、、
お兄様頑張って、あのドSを倒して。
風と火が交わり合い、上昇気流が上がりまくっている競技場。
二人とも、そこにいるだけで辛いと思うのに、、
お兄様がその後「降参、、」と言い、この試合はルナシス様の勝利となった。




