魔法学祭
「ふっ、、ついにこの日がやってきたわね、、ヘレス、今までの特訓を信じて。今のあなたならエヴァーズ侯爵令嬢にだって負けないわ。」
「はい、、!アリア様のご期待に添えるよう、」
「もう、ヘレスったら。別に私はレオお兄様やルナシス様と一緒にいなくたって良い。私、別に皇后や側妃の地位なんて狙ってないもの。」
「えっ、、、?」
「私はただ、ヘレスに負けて欲しくないだけ。大切な友達に傷ついて欲しくないもの。」
「はっ、、はい!」
「予選トーナメントは突破したんだし、自信を持って。」
魔法学祭。
日本で言うと、体育祭みたいなもの。
全学年で行われていて、魔法学祭前に各学年、グレードごとに予選トーナメントを行い二人を選び抜く。
ちなみに、グレードαの代表二人というのは私と第二皇子殿下。
光属性の基礎魔法は攻撃魔法ではないからあのときやらなかったけれど、
まぁ流石に皇族だし、、ね。
無揺盾という光属性の魔法がある。
まぁ漢字の通り、揺るがない盾。
光属性の魔法で攻撃魔法というのはあまり聞かないが、その代わり防御力が高い。
だから、攻撃されたら回復、攻撃されたら回復を繰り返して殿下は代表となったのだ。
え、私が負けたって?
そぉんなわけないでしょう!
レイ家は魔力量も多い。
私の魔力が無くなる前に殿下の魔力がなくなっちゃったっていうただそれだけのこと。
ヘレスはグレードδの予選トーナメントで勝ち上がり、代表となった。
そして今、、私たちの前に、初めて決勝トーナメント表が開示される。
お兄様とルナシス様、どちらかと戦うには私、決勝戦までいかないと無理みたいね。
去年の優勝はルナシス様で、決勝戦でレオお兄様と戦ったらしい。
、、、かなりの接戦だったとか。
でも今回はお兄様とルナシス様、勝ち進んだとしても準決勝で戦うことになるなぁ。
「、、、ヘレスとエヴァーズ侯爵令嬢が戦うには、、どちらも三回戦まで勝ち上がらないといけないわね。エヴァーズ侯爵家は元々魔法の強い家だから、きっとそこまで勝ち上がってくるわ。」
「一回戦目は、、、一年グレードεの代表、ですね。」
「グレードδより一つ下のグレードね。今のあなたの魔法はβやχに届くほどよ。大丈夫、心配しないで。」
「はい、、、!」
「そうね、、二回戦目は2年グレードδの代表か3年グレードφの代表ね。経験上だと3年グレードφの代表が勝ち進むだろうけれど、一年二学期からは勉学・魔法を考慮されたグレードになるから、、2年グレードδの代表になるかも。少しキツイ戦いになってしまうかもしれないけど、今まで言ったことを思い出してね。」
この三週間、一緒に頑張ってきたんだから。




