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侮辱ですよ

「少しお手洗いに行ってきますね。」


「分かった、行ってらっしゃい、アリア〜」


さっき、陰口を言っていた令嬢たちが食堂を出ていったのが見えたので、レオお兄様たちにそれが気付かれないよう、


こっそり後をつけた。




「、、、アリア様、戻って来ませんね。」


「えっ、もしかして迷子、、、!大変だ、アリアを探しに行かなきゃ、、、!」


「レオシア。君はまだ全部食べ終えてないだろう。僕が行ってくる。僕はもう食べ終えているからね。ロナルド令嬢も心配しないでくれていいよ。」


「は、はい、、、!」


はぁ。


アリアーテは何故面倒なことに首を突っ込むんだ。


この二人は気付いていないようだけど、僕にはお見通しだからね。


先程ロナルド令嬢に陰口を言っている令嬢を気付かれないよう凝視していた。


本当、アリアーテは僕を舐めているのかな?


僕が気付かないわけないだろう。




「ねぇ」


「えっ、、あ、レイ侯爵令嬢、、、!!」


「どうかされましたか?私たちに何か御用でも?」


「えぇ。、、、さっき、あからさまに聞こえる声でヘレスのことを侮辱してくれたわね。」


「ぅっ、、そ、そんなことありませんわ、侮辱だなんて。」


「レイ侯爵令嬢も言葉の使い方には気をつけた方がよろしいかと、」


イラッ


「あら、、私の言葉遣いですって?今の何が気をつけた方がいいのかしら。」


「ロ、、ロナルド伯爵令嬢に私たちは侮辱などしていませんわ。しかも、ご自分の立場を利用して殿下に近付こうともするなんて、、」


「私の質問に答えて頂戴。」


「っ、、しょ、証拠もないのに侮辱しただなんて言わないでくださいまし。私たちに失礼ですわ。」


、、、ん?


この令嬢たちは馬鹿なのだろうか。


あんなあからさまに言って聞こえていない人などいるのだろうか。


そりゃ皆この国の有力者になるであろうレオお兄様や第一皇子のルナシス様とお近づきになりたいと思ってはいるだろうけど、


そんな汚いことしてないじゃない。


「それではあの場にいた生徒全員に聞いてみようか。君たちが発した言葉をきっと覚えているよ。」


「っ!!」


「殿下、、、!!」


「アリアーテは頭が良いからね。もっと考えて反抗しなきゃ意味ないよ。」


「ちょっと、ルナシスさ、、」


「もっと上手くやることだね。、、、あぁ、これもついでに言っておくけど、君たちみたいな人と僕やレオシアは仲良くなりたいとは思わないよ。」


「っ!!」


よくある負け犬の逃げ場みたいに、ショックを受けてこの場から立ち去っていった。


「、、、アリアーテ、君、僕に言うことはないかい?」


「あら、言うことでもありましたっけ。」


「、、、はぁ、だから君はいつまで経ってもブサイクなままなんだな。顔も汚いと心まで汚いのか。あの令嬢と同じだね。」


うわ、今この人、さっきの令嬢たちにすっごい酷いこと言ったよね?!


っていうか聞き捨てならないわね、私がブサイクですって?!


前世ならまだしも、今世の私はブサイクなんかじゃないと思う!


なんだろうな、この体が今でも自分のものとは思えないんだよね。


だから客観的にこの容姿やらなんやら見れるけど、やっぱりブサイクではないと思うんだけど。


せめてさ、平凡、、普通、とかにしてよね。

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