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リベリオ皇国

あの日から数日。


最後エヴァーズ侯爵令嬢に睨まれたことは忘れ、私はヘレスと勉強会なるものをしていた。


、、、うん。


確かに、まぁ、、ヘレスは勉強が苦手なのね。


でも、もう私は立派な三十路。


21歳という大学生で前世を終えた私だけれど、だからか勉強することにさして抵抗がない。


そして、、教えるのが楽しい!


なんで私は教育学部に入っていなかったんだろう、と今更かなり無意味な後悔をする。


気の弱いヘレスだけれど、私に懐いてくれたのか、


どこか私といて良いのか、みたいな不安もあるみたいだけど、話すときは可愛い笑顔でこちらを向いてくれる。




「アリア様」


「どうしたの、ヘレス。」


「その、、これが分からなくて、」


「あぁ、リベリオ皇国とその貴族の成り立ち、、歴史ね。」


「はい、、その、リベリオ皇国の初代皇帝が強大な治癒魔法をして国が出来たってことは分かるのですけれど、その頃には他の国もあったわけですし、、どうやって国土を広げていったのか分からなくて、、、」


「そうね。まず、リベリオ皇国の皇族は皆、必ず光属性を持っていることは知ってるわね?」


「はい、」


「光属性と闇属性は少ないから、どこの国でも重宝されたの。初代皇帝は今は亡き大国オルゴの戦争の治療特別班として活動していたんだけど、そこでの活躍がものすごくて、オルゴ側の怪我人が結果的にゼロになったの。」


「すごい、、」


「その褒美として、貴族でもなんでもなかった初代皇帝は貴族になり、広大な領地を褒美として受け取ったの。大国オルドが滅ぼされるとき、やっぱり初代皇帝の治癒はすごくて、初代皇帝の領地は取られなかったの。そこからオルドは無くなったけど領地は戦争をしていく内に増えていくし、慈悲深い方だったから国民にも好かれて、大成長したってこと。」


「わぁ、、ありがとうございます!」


「あ、貴族はその間お手伝いしてくれた人なんだよ。勿論後の功績で貴族になった人もいるんだけど、初代皇帝が治癒するときの護衛とか、手伝いとか、捜索とか。」


「アリア様は物知りなんですね、、、!」


「そんなことないよ。また分からないことがあったら言ってね!」


「はい!」




月日が流れるのは早いものですよホント。


あと数日で私はフェリエンテール学園に入学する。


社交会のパーティーも何回か参加してきたけれど、やっぱり私はヘレスしかいない。


あんな清い心を持っているのはヘレスだけだわ!


別に皆と仲が悪いわけではないんだけれど、特別仲良くしないだけ。


実はあいつ、、とは言っちゃダメね、ルナシス様から手紙をもらっている。


この3年間全く会わなかったわけではないけれど、会った回数と言えば片手で数えられるくらい。


なんて書かれてあったかですって?


相変わらずの性格の悪さ、、、そう、ドSそのままでしたよ。




『君に会えることを心の底から嬉しく思うよ。3年間分、僕を楽しませてね。』

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