009⚫️ブリッツでも大変 & 010⚫️こんなことしてていいの?あれっ?!
009⚫️ブリッツでも大変
揺らいだ。
確かだ。一瞬だが、空間が波紋のように歪んだ。
ブリッツは、打撃の強さ・角度・速度を淡々とメモする。
なるほど。理解が進む。
だが、焦りはない。
今日はここまでだ。
彼は’厄介モン’の濃縮体を抱え上げ、工房へ戻る。
ブリッツの能力をもってしても、
この濃縮体を運ぶのは相当に骨が折れる作業だった。
010⚫️こんなことしてていいの?あれっ?!
イヌガミ サヒト、オオガミ シンザブロウ、オオガミ アキラ。
もう、なんなのよ、この三人!
こっちへ来てからというもの、力比べするやら、
語り合うやら、飲みまくるやら・・・。まあ、わたしも一緒に飲んでるけど。
この時代のお酒って、ソーダみたいで口当たりがいいし、
料理だって結構なものよ。シェフの腕がいいのよね。
そういえば、ジンも料理、うまかったな。今頃、あっちで何してるんだろう。
きっと、刀の分析にかかりっきりよね。
・・・わたしたち、こんなことしてていいのかしら?
ココアちゃんはマナとおしゃべりに夢中だし。
あっ、アキラ、新三郎から’星河薫風’を借りて振ってるよ。
いいのかなあ?
あなたたち、気軽に貸し借りするけど、それって’武士の魂’じゃないの?
その時・・・アキラの姿が、一瞬、消えたように見えた。
エイミーは思わず目をこする。
次の瞬間、一陣の旋風が砂埃を巻き上げた。




