007⚫️渾身の一撃 & 008⚫️筋書きに乗るのよ
007⚫️渾身の一撃
ブリッツがナイフを振るった。
濃縮体にブレードが触れた瞬間、
白銀の光が放射状に走る。
手応えを得た彼は、
能力を解放し、渾身の一撃を叩き込んだ。
008⚫️筋書きに乗るのよ
「マナ殿といわれるのですか。俺、いや、わたしはオオガミ アキラといいます。こちらの女性はエイミー・サマーズ、この少女はワカナ ココアです。」
「新三郎と同じ姓ですね。ようこそ、わが社寺に参られました。ごゆっくりおくつろぎください。」
流石はマナ殿。
この妖異にも動じず、落ち着いて話されておられる。
見慣れぬ衣服、髪型、しかも南蛮人までおるというのに。
無幻斎殿がご不在とは、時機が悪い。
だが、来る者は拒まず。
拙者も居候の身、理由あって辿り着いた者たちなら同じ境遇。
何か興味深い話も聞けるやもしれぬ。
ーあなた、来ちゃったのね。実体空間で会うことになるとはね。
ーごめ〜ん、マナ。だってさ、わたしたち、リョウマに全部委任したでしょ。
ーあ〜・・・リョウマか〜。ってことは、ブリッツも動いてるってことよね。
ー世界線が三本、絡まり合ってる感じ。
ーしょうがないなあ。ブリッツのせいじゃなくて、リョウマに託した私たちの責任よねえ。
ーだ・か・ら・・・リョウマの描いた筋書きに乗らない?
ーじゃあ、まあ、いいかあ・・・。
ーそのセリフ、もっと陽気に言わなくちゃ!いつもみたいに!
ーココア、あなた嬉しそうね。じゃあ、まあ、いいかあ。




