6/52
005⚫️ヘン! & 006⚫️ご無礼いたしました
005⚫️ヘン!
なによ。ヘンよ、ヘン!
石を持つココアちゃんの姿が、ぐにゃりと歪む。
アキラも、宙に浮いているように見える。
どこからだ、この光・・・?
めまいがする。立っていられない。
手を伸ばす。ココアちゃんに・・・
アキラが叫んでいる。声が、だんだん遠くなる。
世界が、ほどけていく・・・。
006⚫️ご無礼いたしました
何だ。
剣を振っていたところへ、突然、三人が現れた。
ふたりは地に伏している。
息はある。怪我もなさそうだ。
ただ、少女だけが立っていて、こちらを見て微笑んだ。
うむ、マナ殿と同じような、柔らかな笑みだ。
「どうなされた。いずこから参られたのだ。」
「申し訳ございません。新三郎様でいらっしゃいますか?」
「如何にも。身共は大神 新三郎。して、そなたは。」
「先に名乗るべきところ、ご無礼いたしました。ココアと申します。」




