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004⚫️神秘の国

九龍山高宮寺に辿り着いた。

なんで神社仏閣って、こんな山奥にばかりあるんだ?

日ノ御子神社もそうだったが、ここはさらに険しい。

俺たちだから来られたようなもので、車もバイクも到底ムリだ。

で、着いた先にあるのが・・・これか?

ただの森じゃないか。


「オオガミさん、向こうに祠があります。」

ココアの指の先に、小さな影が見える。近づく。

「ふ〜ん。日本って神秘の国よねえ。このちっちゃなのが聖域なの、アキラ?」

まあ、昔は隆盛を誇っていたものが跡形もなくなるなんて、よくある話だ。

祠には扉がついている。

「オオガミさん、開けてしまっていいんですか?」

いいんじゃないか。人狼に聖域も何も関係ない。


中には、台座の上に円盤状の石が一つ。

「なんだろね。小さな石だね」

エイミーの言う通り、掌に乗るほどの大きさだ。

「きれいね。’星河薫風’と同じ雰囲気よね。」

確かに、不思議な透明感がある。

触れると陶器のような温かさが掌に伝わってくる。おっ?重いぞ。

だが、俺のパワーを舐めるなよ。


祠から引っ張り出して地面に置く。エイミーが触れる。

「やっぱり、あの刀と同じ感じよね?うわっ、これ重いね。」

と言いつつ、サイボーグ化された体で軽々と持ち上げている。

「ココア、こいつの質量を測ってくれないか。」

「はい、もちろん!」

ココアが石を受け取り、計測する。

「ちょうど100kgですね。」

なにい?そんなにあったのか。

どうりで重かったわけだ。

この祠の基礎、どうなってんだ?よく収めていたもんだ。


「う〜ん、日本ってホント神秘の国よねえ・・・。」

エイミーの言葉に、俺も深く頷く。

神秘が過ぎるぞ。


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