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003⚫️実験開始3秒前
ブリッツはナイフのブレードを凝視していた。
一点の曇りもなく、補綴の痕跡すら消し飛んでいる。
氷のように冴え冴えとした冷たさだけが、そこにある。
これで、濃縮した’厄介モン’を斬る。
銃弾を当てる案もあった。
だが、あのサムライは’あの弾’を両断した。
その時よりも、互いが切り結んだ時のほうが空間が歪んだように感じた。
やはり、ある程度の質量が必要なのだろう。
工房から少し距離を取った原野で、
ブリッツは濃縮された’モノ’と向かい合っている。
いよいよ、実験が始まる。




