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088⚫️Time flies like an arrow
「ねえ、ソフィア。あの子、本当のところ、記憶はどうなっているのかしら。なんだか、この数年で、少し雰囲気が変わったように思うのだけど。」
「大人になったということでは?」
「そうね・・・そうかもね。もう、自立した立派な大人よね。」
「そうですとも。ご自身で選んだ道を進まれるのがよい、と思います。・・・紅茶、冷めてしまいますよ。」
彼女がここに来てからというもの、マダムはずっと見守ってこられた。
エンユウジのご当主として、だけではなく、本当の母のように。
「ああ・・・でも、心配。きっと世の母親って、みんなこうなんでしょうね。けれど、いつかはみんな、巣立っていくものよね。」
「では、かまいませんか?」
「そうね。それがあの子の意思なのだから。」
ーマイロード。彼女が旅立ちます。
ーそうか。ありがとう、ソフィア。ヒロに幸多からんことを。




