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077⚫️技術・体力vs最新式
「そうか。ついに反乱が起きたか。」
「はい。かなりの人数が集結しております。しかし、武装は旧態依然としたままにございます。」
「西洋式の部隊編成と火器を備えた政府軍に勝利するのは、難しかろうな。」
「如何にも左様でございます。」
静かな報告が続く。
だが、その内容の裏には、
時代そのものが大きく軋んでいる音が響いているかのようであった。
武器と兵器は、いつの時代も人間の技量を追い越してゆく。
戦国の名将の剣が、無名の足軽の槍に屈することもあった。
伝説の騎馬軍団が、数を揃えた鉄砲隊の前に一瞬で粉砕された例も見られた。
後世には、長距離砲とミサイルが登場し、
「体力や長年培った精密な奥義が強い」という考えは、
もはや成り立たなくなった。
そして今。この世界線の、この時間軸では、
弓や刀や槍で、大砲や新式銃に抗うというのは、
カマキリが猛禽類に立ち向かうようなものであった。
勝敗は、すでに技量の外側で決している。




