表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
55/88

063●画竜点睛 & 064●衝撃の事実

063●画竜点睛


「提督、ご希望のデータが揃いつつありますね。いかがですか?」

「そうですね。作戦の立案に役立つものばかりです。」

「最後の情報が、間もなく届くはずですが。少し遅れているようです。」

「現場はたいへんなのでしょう。ありがたいことです。」


ロイ・ラベンダー提督は、

ノクティス・ドミナの攻勢に備えて、幕僚と反撃計画を立案中である。

ヒロがもたらす内容が、作戦の要所を決める、画竜点睛となるはずである。



064●衝撃の事実


くっ・・・しまった!

逃げ切るつもりが、倉庫に追い詰められた。

誘導されたのか?!

宇宙船の中とは違い、ここでは連中は遠慮なく撃ってくる。

ヒロだけは逃さなければ。


その瞬間、ライトが煌々と点いた。

「こんにちは、あるいはこんばんは。ようこそ我らの領域へ!」

声の主は、余裕たっぷりの笑みを浮かべていた。

「子連れとは珍しいが・・・あんた、エージェントだろ?しかも凄腕だ。どうやって海賊を叩きのめした?興味があるね。」

うるせえ!俺だって、ちょっとだけ後悔してんだよ!やりすぎたってな!


「あんたには後でたっぷり時間を割こう。だが、そのガキは・・・丁寧に、念入りに体の隅々まで調べた上で、始末してやる。」

胸の奥で、何かがプッツリと切れた!

「こらあ!!体を調べるだと!?それが本人を眼の前にして、しかも“女の子”に向かって言うセリフか、この唐変木があ!!!」

俺の怒号が巨大な倉庫内に反響する。

あまりの剣幕に、敵の工作員たちが一瞬、呆気に取られたように動きを止めた。

ヒロが、俺の腕の中でびくっと肩を震わせ、上目遣いに俺を見た。

「えっ、ヤマト・・・勘違いに気づいてたの?」

そりゃあ、何日も一緒にいれば、なんとなく察しはつくさ!

「でもヤマト・・・’唐変木’って表現、古いよ・・・。多分アイツには通じてないぞ・・・。それに・・・女だからって言うの、価値基準としては問題あるんじゃないの?」


それはそれで、衝撃の事実だな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ