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049⚫️お名前をお願いします
「次の方、どうぞ。」
整然と並んだ配給の列。俺は今、避難キャンプの中にいる。
気がつくと医師の診察を受けていた。
’どうってことないですね、かすり傷です。よかったですね。’って言われた。
満月期だったら意識を失うこともなく、サラを守れたのに。
サラは
’ああ、よかったあ、店長!・・・家宝はちゃんと持ち出しましたから。’って。
いや、命より重い家宝なんてないぞ。
俺は夢を見ていたのだろうか?
サラがカタナを抜いたように見えたのは、幻だったのか?
救援部隊が到着して、敵を掃討したらしい。
ま、何にしてもサラが無事で何よりだ。
「すいません、お名前をお願いします。」
やれやれ、飯をもらうにも、名乗らなければならないのか。
「ヤマト・オオガミ。」
横でサラが笑っている。
じゃあ、まあ、いいか。




