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048⚫️みせてもらおう、あなたの力を
ダメだ・・・サラ、立つな・・・!
声を出そうとするが、喉がうまく動かない。
くそ・・・この程度でくたばる俺じゃないはずなのに、体が言うことを聞かない。
サラはゆっくりと立ち上がる。
左手に抱えていた細長い袋を解き、中から‘それ’を取り出す。
代々受け継がれてきたもの。
人々の想いを運び、途切れた記憶を繋ぎ止める伝承者。
サラは、静かにその‘鞘’を払った。
サラ・・・そんな古風な刀一振りで、
重武装メカロイドに立ち向かうなんて・・・無謀だ・・。
「俺のことは・・・いい・・・逃げろ・・・逃げてくれ・・・サラ・・・」
そこで俺の意識は途切れた。
サラは彼の負傷が致命傷でないことを確認すると、低く、鋭く刀を構えた。
メカロイドが冷徹にトリガーを引き、殺戮のビームが放たれる!
だが・・・
光はサラに触れる直前、
目に見えない半球状の歪みに沿って屈折し、虚空へと逸れていった。
サラは静かに息を整え、全意識を刀身へと集中させる。
ー・・・頼んだよ。あなたの力を、ここで見せてもらうよ、’星河薫風’。
刀身が燐光を放ち始めている。




