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027⚫️眠る巨竜

えっー?! カンナちゃんが見つけたの?

この穴を?真っ先に僕たちに教えてくれたんだ。

ありがとう、いい子だね。あとは任せてよ。

うん、お姉さんと潜ってみるから。


「けっこう深いね。思ったより規模が大きいな。」

「女の子に教えてもらったからって、張り切ってたのはあなたでしょ。さあ、いくよ!」

サラに急き立てられるまでもなく、僕の決意は固い!・・・固いと思う。


横穴を進む。迷路のようだ。ちょっとコワイ。

でも、サラの前でそんな素振りは見せられない。

さらに下へ。

あれっ? 行き止まりか。ああ、よかった・・・じゃなくて。

ん? この壁、明らかに金属製だ。しかも、合金か?

サラとふたりで撫で回す。

シュッ!!

うわお! 横にスライドした!


恐る恐る入る。もちろん僕が先に・・・なんでサラ、前に出るんだよ。

「ジム、これって・・・。」

仄かな照明に浮かび上がるそれは・・・。

艦橋だ。

チェックを繰り返す。

うーん、まだ生きてるぞ、このシステム。

なんだか、見たことがあるような錯覚に陥る。

そうだ。スター・トラック社で扱っていた、

惑星間航行用の宇宙戦闘艦とそっくりだ。

「なんで・・・こんなところに・・・。」

「ジム、見たことあるの? わかるの?」

そうだ。多分、わかる。

「メーター類を確かめるよ。サラ、そっちの壁を見てくれる?」

「もちろん。」

正面のパネルを見る。操縦席だよな。

ということは、こっちが動力系で・・・。

スイッチを押す。多分、バッテリー量だ。

・・・うん、行ける。

「サラ、これ、エンジンかけられるかもしれない。そっちのメーター、動いたら数字を教えて。」

「ということは・・・。」

「対消滅エンジンだと思う。僕たちの世界ではオールドファッションだけど、ここではスーパーテクノロジーだ。」


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