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018⚫️光より前の沈黙
それは、まだ名も持たぬ闇のようでいて
闇と呼ぶには早すぎる相である。
光も影もなく、境界も輪郭もなく
ただ’区別’という行為が芽生える前の静けさが横たわっている。
始まりはなく、終わりもなく
時間の糸がまだ紡がれていないため
流れも停滞も、同じ響きを持つ。
空間は広がらず、縮まず
そもそも’広がる’という概念そのものが
眠ったまま目を覚まさない。
存在と非存在は溶け合い、どちらにも傾かず
淡い気配だけが揺らぎのように漂う。
世界が世界として立ち上がる前の
呼吸の前の呼吸のような
深い無明の静寂であった。




