表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/52

015⚫️天命

アキラ殿たちは祠の設えを見極めると、帰っていかれた。

サヒトもまた、己の役目を果たすべく日ノ御子神社へと戻っていった。

入れ替わるように無幻斎殿が帰山され、いつもの静寂が戻った。


あの石は、見た目に反して異常なほど重かった。

ココア殿が記した図面どおり祠を築き、そこに石を納めたが、

礎石が悲鳴を上げるほどの重圧であった。

あれを持ち出すことなど、人の身では到底叶うまい。

満月期の犬神衆でもなければ、な。


間もなく、マナ殿と祝言をあげる。流浪の身に過ぎたる幸せ。

ただただ、ありがたい。

これを機に、我が身上を詳しく記しておくことにした。

遠い先、子孫がこれを目にすることがあるだろうか。

いや、誰かに読まれるかどうかなど、もはや些事だ。

アキラ殿たちとの不思議な縁、そして自分を取り巻く人々との結びつき。

多くの命に生かされていることを思えば、迷いはない。

授かった天命に従い、己の道を真っ直ぐに進むのみだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ