内部荒情勢
今回から、題名を漢文風にしようかな
「ですが、いくらデリトさんがいたからと言っても向こうは世界でも有数の大国です。さすがに無理があるんじゃ···」
他のギルドの者が尋ねる。確かに元五大厄災のうちの二体を所持しており、最強の能力を持つデリトさんを持ってしても、一国と争うのは無事ではすまないだろう。
「ああ、そこのところも勿論考えている。我々も馬鹿ではない。正面から行く考えなどとうに捨ててるよ。我々は内部から揺さぶりをかけることにした」
「内部?」
「説明する前にこいつを呼んでおこう。入りたまえ」
入口の扉が開き、ある男性が入ってきた。歳は俺やレイナと同じくらいに見える。というか、見覚えがあるような気がする。
「中には知っている者もいるだろう。シャンレイ君だ。彼は元々ミドトル出身なんだ」
「ドウモドウモ!イゴオミシリオキヲ!」
そういえばギルドに入る前に一度挨拶されたことがある。かなり社交的な印象である。
「彼は家族でミドトルから脱国した後、この国にやってきた。当時、脱国を手伝ってくれたミドトルの者に頼んで現在も進行形で内部からの揺さぶりをかけている」
「で、その揺さぶりってのは何なんですか?」
「ソレニツイテハ、ワタシガセツメイシマス。
イマ、ミドトルニハ、イチブノコクミンガ、クニニフマンヲイダイテマス。リユウハヒトツ、コノサコクトイウゲンジョウガ、ツヅイテルカラナンデス」
「もしかして···邪神軍が攻めてきたことに関係ある?」
今度はレイナが口を開いた。
「ソノトウリデス。ミドトルハ、ヤツラノキョテンノ、スグトナリデス。モチロン、テキガセメテキタコトモ、アリマシタ。
スルト、コンナギモンガワイテキマシタ。
イマノママサコクシツヅケテヨイノカ?
イマハクニドウシデ、キョウリョクスルベキ、ジャナイノカ?」
「現在も国に不信感を持つ者は一定数、なんなら増えてまでいるそうだ。そこに私は目を付けた」
「なるほどな。確かにそれなら正当な大義名分はあるにはあるわけだ。だがよ、奴らがこの世界に来てからもう三十年だぜ?その間ずっーっっっっっと考えを変えなかった頑固な奴を今更言い包められるのかね?」
またデリトさんが話す。確かに、今更な気もする。この意見にはこの場の殆どが同調のうなずきをしている。
「ここで、我々の武の役目である。悪魔や邪神と実際に戦った者達が実際にいるのだ。現にここにいる殆どがそれに該当するだろう。
その我々が彼らに勝つ、ということが重要なんだ。実際に悪魔共と戦い、勝ったものとの差を見せつける。これがトドメの一発というわけだ」
「注意喚起的な意味が含まれてるってわけか」
「平たく言えばだがな。これが今回の作戦の概要だ。では現在の作戦である、ミドトル内部での揺さぶり作戦での結果が理想にまで行き次第、また連絡をする。
決戦の日は遠くない。各自、しっかり準備をしておくように」
『了解』
これにて今回の会議は終了となった。
また大きな戦いが起きるかもしれない。俺も色々と準備をしなければならないし、後輩らの特訓などもある。これから大忙しだろう。
そそソ@sosososodirtyでツイッターやってます!
フォロー、感想、拡散よろしくおねがいします!
いいねだけでもいいんで、夜露死苦!




