開国とデートと総司令官
今日は!倉田ましろちゃんの誕生日!!!
宴じゃぁ!
「レン、次はこっちの店に寄らない?」
「いいえ、レン様にはこちらのお店の方が似合うと思います」
現在、俺は両手に花状態で街を闊歩していた。傍から見ればとても羨ましいであろう。だが、その実とーっても大変である。朝からこの前約束しただろと、デートに連れ出されている。二人が手を引っ張りながら行きたい店に次々と連れて行く。もうこれで6件目である。
てっきり酔った勢いの口約束だろう、と思っていた俺がとても憎い。
「レンー、次はあっちの店ね!」
「レン様ー!この服似合いますかー?」
「う、うん···似合ってるよ···」
帰宅後、疲れたあまり直ぐにベッドへ向かってしまった。まあ、案の定二人も添い寝してくる。
だが、今日はホントーに疲れている!二人がペタペタとアレをくっつけてくるが、気にせず眠ることにした。
「ぅ···うぅ···朝···か?」
目が覚めた。二人は俺の隣からはいなくなっていた。だが、二人の居場所は直ぐにわかった。下半身にいつもと違う何かを感じる。毛布を取ると、そこにはスボンが脱がされた俺の下半身とそこへ群がる二人の姿があった。
「う〜ん、なんとも複雑な気持ち···」
何をされたかは感じれなかったが、何かはされたというこの嬉しいような悲しいような複雑な感情。そんなのにふけっていると、ケータイにメールが届く。本部からのメールであった。
『チルドレン並びにギルド構成員の皆、再び我々の所へ来てくれ。重要な命令がある。 人類軍 総司令官 オルティス』
「またかよ····」
午後1時頃、俺たちは人類軍の本部へと訪れていた。
「またどうして集めたんだろうな?」
「さあ?でも大事な話ではありそうね」
しばらくすると、オルティス総司令官がやってきた。
「皆、集まってくれてありがとう。ではこれより超重要司令の説明を行う。
単刀直入に言おう。我々は···ミドトル王国を開国させる」
『!?』
説明しよう。ミドトル王国とは、現在悪魔軍の支配下となってしまったシュリンゲル王国の隣国であり、世界の東に位置する国でヤマトと並ぶ鎖国国家である。
だが、ヤマトと違う点はこの国は鎖国体制をとってからもう五十年は経っているということだ。
「何故、急にそのような司令を···?」
「我々の目的は、悪魔軍の殲滅。そして奴らの総本山であるシュリンゲルに突入するにはあの国からのルートが1番良いだろう」
まさかまさかの事を言われてしまった。しかも、ここからの悪魔軍への本拠地突入まで考えているとは····。
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