戦終了之労亥
今回のタイトル、実は次の章の伏線····?
戦後処理は大佐らがやってくれるとのことで、俺たちは無事、誰一人として欠けることなく生還することが出来た。
「やァ、お疲れさマ。よくぞ悪魔の軍勢を退けてくれタ。今の君たちは戦地へ送り込んだあのバカ上司ヤこの私よりも遥かに偉く、そして尊ばれる存在ダ。本当にありがとウ」
少し照れ臭かったが、かなり大変だったのだ。正当な評価だろう。
「そうダ。先程送った能力の詳細だガ···ギフトの上にフリガナがふられていたモノは後でワタシの所まで来てくレ」
集まったのはデリトさん、シズカ、俺を含めて5人。
一人はメガネをした大人しそうな少年。たぶんメタルらと同い年だろう。
もう一人はヤンキーのような男。年は幾つか上だろう。
「ヨシ、これで全員かナ。まずは改めて感謝を述べさせてもらウ。ありがとウ」
「そんなんはいいから要件言ってくだせぇよ」
先程のヤンキーが口を開ける。見た目だけで無く口調までヤンキーの、真性ヤンキーというやつだ。
「オオ、すまないすまなイ。では。
いいかイ?君等はトゥルーラブという特殊な能力を持っていル。これはつまリ、敵に寝返られるととてもこまるということを意味していル。そこで我々は君たちニ盗聴器をつけることにしタ」
「ちょっ!ちょっと!それじゃあ私たちのプライバシーはどうなるのよ?!」
「安心してくれ。ワレワレはこの会話を聴くことは非常時以外では無イ。悪魔軍の者とおぼしき人物との会話時ノミ、この盗聴器は作動すル。常にAIが聴いているだけダ」
「ま、まあそれなら百歩譲って良いわよ」
「ご協力感謝スル。サ、全員付けてくレ。ちなみにその盗聴器は特殊な機械以外では取れないし、壊れないからネ。じゃ、帰ってイイヨ」
帰り道
「はぁ~~、疲れたな····」
「ええ。もう早くギルドに戻りましょうか」
「そうですね。私も能力使いすぎました···」
あれ?
「シズカ?あなたのギルドはこっちと逆方向でしょ?さっさと引き下がりなさい···!」
「待ってくださいよー!さすがの私でもそんな古典的な潜入はしませんよ!」
「じゃあ何でついてくるのよ」
「メールで届きませんでしたか?今日はそちらのギルドでうちのギルドも合同の宴会するらしいですよ?たぶんあのオッサンのことなんで他の呑んだくれ共とノリで決めたに決まってますが」
「オッサンて···。まあ確かに今回はあの人達も戦ってたし、羽目を外しても多少は許されるか」
今回、うちのギルドからは非戦闘員の構成員以外は全員あの戦争に参加したのだ。いつもは飲んでばかりの頼りないオッサン達が心強い味方にはじめて思えた。
「さ!早く帰りましょ!レン様と私の愛の巣へ♡」
「レンと"私"の、ね?」
おおっ、怖い怖い。
「それでは!此度の戦いの諸君らの労を労って!スゥ~!」
「お前ら!耳塞げ!」
❴かんぱーーーい!!!❵
『か、かんぱ〜い····』
シズカやザブザの所属ギルド、サウンドヴォイス。そこのギルド長ことヴァンダルさんの声は爆音ということで有名だ。
本日も乾杯の挨拶のみで数人を気絶させた。
「あ、相変わらずの大きさで···」
「未だに私たちも馴れません····」
この後はいつも通りの宴会だ。だが、今回はしっかりと呑める大義名分があるため、明日の朝の風景はどうなることやら···?
一通りの人たちと談話し終えた俺は、そろそろ静寂が恋しくなってきたので自室へ戻ることにした。
「やっぱここが一番だな···あ」
明かりをつけると、何故か俺のベッドでスヤスヤと眠るレイナの姿が。
「全く···かわいいやつだ♡」
しょうがないのでレイナの横に座る。寝顔が可愛く、ついつい頭を撫でてしまっている。
「よく頑張りましたね···」
「レンさま〜!ここにいらしたのですね〜!」
「シズカ···ってムゴッ!」
シズカは部屋に入るやいなや、俺に飛び込んでくる。
「レン様〜♡」
「こいつ、酒臭いぞ···。まさか····酒呑んだのか!」
「ちがひまふよ〜!あれはみふでふよ〜!」
「完全に呑んでんじゃねーか!」
「レン様〜!明日デートに行きましょ〜!」
「えぇ···疲れてるんだけど···」
「行かないと···ザブザと一緒にまたあの部屋に送りますよ·····♡私は大歓迎ですが···♡」
こいつ!脅しを覚えやがった!
「シズカだけズールーいー!私も行くのー!」
「レイナ!起きたの!?って!こっちも酒入ってるじゃねーか!」
「私も行くー!いいでしょ!?ね?ね!」
「わかったわかった!!二人とも明日デートね!わかったから!あの部屋だけはもう嫌だ!」
『ヤッター!』
恐ろしい奴らだ
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お待たせして申し訳ない。謝っといてなんだけど、いいねぐらいしてね。ついで程度でいいから。




