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神の名の下に  作者: そそソ
第四章 人類史上第二の最悪の日編
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終戦はいつも冷たい風と共に

今気づいたんだけど、風の精霊の名前を最初ウィンにしてたのに途中からヒューにしてた!

今から直してくる!

「戦争はいつだって強大な力で屈させた方が勝っていた」

     民明書房『僕の私の戦争大全』より







あまりの出来事に悪魔軍だけで無く、俺たちも驚きが隠せなかった。


「な、何だ!あの娘は!?」


「大佐!あれが今回見つかったトゥルーラブの一人だそうです!」


「なるほど···どうりでか···。奴らの力は桁が違いすぎる」



一同が驚いている中、一つの船が前線にやってきた。船の上部にはスピーカーが取り付けられていた。


「あー、あー。マイクテスト、マイクテスト。

始めまして、皆様。私は悪魔軍 第ニ師団団長 コントラバスと申します」


おそらく今回の指導者であろう。しかし、なぜ指導者が前線に来たのだろうか。


「皆様とてもお強い。私たちの拠点にやってきた者達はあまり強くなかったので····てっきり余裕だと高を括ってました。ですが、ここからが私らの本気となります。せいぜい駄神どもに祈りでも捧げてなさい···フッフッフ」


ここからが本番という訳だ。前置きが長すぎた気もするが、兎に角やるっきゃない。総員が戦闘態勢へと入る。


「皆様、とても良い目だ。では参りますよ···

         ❝ヤレ❞        」


その瞬間、敵軍の兵がまるで理性が無くなったかのように、猛スピードでこちらへ走って来た。


「こっち···来んなやぁ!!」


ザブザがまた海面を凍らせる。これで動きが止まる、と思ったのも束の間。奴らは足物の氷など意に介さずに走ってくる。氷を壊しながら進むもの、足を切り落としてまで進むもの。そこに理性など存在していなかった。まるで暴走しているかのようだった。


「来るぞぉ!」


『オオォォォ!!』


総員で撃退に向かう。暴走している奴らには死を恐れる心なんて一つもない。殴っても殴っても、息の根を止めない限り、命尽きるその時まで襲ってくる。とても厄介だ。


「おやおや、意外と押せていませんね。もっと強い言葉が必要ですか····

     ❝蹴散らせ❞   」


コントラバスから言葉が発せられた瞬間、敵軍の進行はより激しくなっていった。足を切り取り、手を折られてなおしがみつき、死の手前まで攻撃の手を緩めない彼らはもはや悪魔もお越える異形であった。


「皆さん!前線から下がってください!毒が完成しました!」


後方から聞こえるレイナの声。どうやら策があるようだ。


「貴様ら!毒の餌食になるぞ!早く下がれ!」


「皆さん引きましたよね?!行きますよぉー!」


「ヒーッヒッヒッヒ!こいつは今までの最高傑作だよ!ヒーッヒッヒッヒ!もがき、足掻き、苦しめ!」


レイナの精霊より放たれた毒は今までに見たこともない濃さと効果範囲を持った超強力な物だそうだ。これにはさすがのバーサーカーモードになっていた敵兵も動きが止まっている。


「何をしている。速く行け。ここまで使えん連中とはな····    ❝特攻せよ❞

これが最後だ。あまり私を怒らせるなよ」


この言葉による結果が、この戦いが地獄と呼ばれた所以である。

奴らは毒が充満しているというのに向かってくる。毒を吸い込み、身体中から血が吹き出しているというのに向かってくる。肌も溶け、血塗れだというのに向かってくる。

これを地獄と言わずして何が地獄か。




結果····奴らは俺たちへ到達する前に全軍が壊滅、実質の敗北を意味した。


「フフフ···ハハハハ···!なんと弱い!なんと脆い!侵入者共を絶望の淵に叩き込んだ時のお前らは何処へ行った···!」


「貴様、コントラバスと言ったな。これで貴様の敗北が決定した。即刻の降伏ないし敗走を勧めよう」


「敗北···?この状況下で私の勝ちが無いとでも言うのか···!」


「ああ。誰もがそう言うだろう」


「そうか····貴様らは知らんのか····!

良し!ならば教えてやろう!私の異能『扇動』を!」


「おい!レン!悪い予感がする!今すぐ俺を向こうまで飛ばせ!」


「え?あ、はい!レイナ!風でサポートよろしく!オッリャァ!」


「ウィン!デリトさんをあの船まで届けて!」


「わかりましたよ!」







「これぞ私の異能!❝全員し···」


「待ったぁぁぁぁ!!」


デリトさんは無事に船へ到達した。


「貴様は!確か···抹消のデリトか!」


「俺も有名になったな。じゃ、ここでお前を消しても他のやつらの記憶には残るよな?」


「ま、待て!話をしよう!私には理想が···!」


「黙れ」


一瞬にしてコントラバスは消えてしまった。


「俺は軽く命を無くせる力を持ってるからこそわかる。お前のしていたことは生命への冒涜だ。望まない形での死に救いはない。だから俺はこのカードを作った」


デリトさんの能力は抹消させる能力と共に、いくつかの付属効果のついたカードの大きく二つからなる。カードには消した者を復活させるような温情とも感じれるものがある。これはデリトさんのそんな思いが具現化したものなのだろう。


そそソ@sosososodirtyでツイッターやってます!


フォロー、感想、拡散よろしくおねがいします!


今回の感想


デリトさんって優しいんだなぁ。童貞は他人に優しくできます。


コントラバスの異能、『扇動』は、意識した相手へ強く思いを込めた発言をすると、その相手があたかも洗脳がかかったかのようにその発言通りに動いてくれます。


これで戦争編はとりあえず終わり!

次回からちょっと日常会挟みつつ、敵の本部へと向かう····って感じですね。




民明書房ネタ、結構楽しかった。これからもシリアス回には絶対入れるようにしようかな?

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