蠱毒
ちょっと憂鬱なんす。
「こどく···?」
「一人ぼっちってことじゃないでやすか?」
「はぁ···これだから学の無い者は嫌いなんだ。蠱毒は大量の毒虫を一箇所にまとめることで共食いを始める。そして最後に残った一匹がよく毒として用いられる。トウと呼ばれる国の技術だ。私はこの蠱毒がとても好きなんだ····!」
「変な好みだな」
「蓼食う虫も好き好きって昔から言われやすからねぇ。人それぞれでやんす」
「他者を礎に強く、更に強くなっていくその様は美しいでは表しきれない···!君らにもその感動を味わって欲しいんだ···!」
男は懐からある瓶を取り出した。
その中には、たくさんの毒虫が入っていた。
「さあ、君らが礎になるか、生き残るかはわからない···が!その感動を身を以て味わってくれ·····!!!」
男は俺らの瓶を、毒虫が入った瓶へ移そうとする。
「ヤバイヤバイ!!毒にはさすがに無理っての!!しかも今は俺らとおんなじ大きさだし!勝てねーよ!!どうします?!ノブさん!」
慌てふためく俺をよそに、ノブさんは落ち着いていた。
「あっしなら、こいつらの毒耐えてみせやしょう!!」
「え!で、できるんすか?」
「ええ。あっしの能力を使えばですがね」
そうこうしている間にもう毒虫の瓶に入りそうになっていた。
「と、とりあえず!打開できるなら何でもいいんで!」
「基礎免疫力、向上!!!」
それと同時に毒虫の瓶に落ちてしまった。そこは四方八方に気持ち悪い毒虫がわらわらといる地獄であった。
「いただきます!」
そんな中、ノブさんはその毒虫たちを食べ始めた。毒虫の踊り食いである。
「能力で···免疫力を···ムシャムシャ···向上させました···。これなら···すぐに···毒の免疫を作れ···モグモグ···ます···」
「そ、そういうことだったのか!」
と、感心している場合ではない。毒虫は大量にいるのだ。一人で食べて何とかできる数ではない。
「大丈夫です!噛まれなければ、ただの虫でやすよ!」
「うう·····やってやらーー!」
迫りくる毒虫らを片っ端から攻撃する。最初に口を攻撃すれば、噛まれることは無かった。
そして、ものの数分で俺たちは瓶の毒虫を殲滅していた。それと同時に小さくなっていたのも解除された。
「一次はどうなるかと不安でしたが···さすがノブさんです!」
「ハハハ···!でも···もう腹が···限界だ···」
「よくあの蠱毒で生き残れたね。どうだい···?素晴らしかっただろう···?」
「うるせぇ!」
俺の渾身の右ストレート。男は一瞬でのびてしまった。
「能力だけの男だったでやんすな」
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