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神の名の下に  作者: そそソ
第ニ章 成長
71/206

剣と心

前回とのギャップよ

以前の依頼の師範の口コミにより、俺には武道家や格闘家からの依頼が多くなった。

ある日は戦ってくれだの、逆に戦いについて教えてくれだの色々来た。

自分は完全に自己流にやっている為、教えることはNGにしている。しかし、対人格闘の依頼は受けている。色んな流派やスタイルの人と戦えればそれだけできる事も増えるからだ。

今日はなんと剣術の先生からのご依頼だ。


「本日はお越し頂きありがとうございます」

「こちらこそご指名ありがとうございます」

「最近我々の業界であなたが噂になってましてね。かなり筋が良いとお聞きしましたので剣の腕はどうだろうと、言ってしまっては悪いですが試してみたくなりましてね」

「いえいえ!私も先生ほどの方に指名していただいて光栄です!」

先輩らに聞いたところこの先生は剣の道を進む者なら知らない者はいない程の実力者らしく、しかも弟子を取らないなど厳しいとも噂される方らしい。

「では·····この木刀で私に向かってきてください」

俺が剣を構えると、その瞬間から信じられないほどのプレッシャーが自分にかかるのがわかった。

目線を上げると先生は構えておらず、ただ俺を見ているだけだった。

「あれ、先生剣は····?」

「いりません。さ、いつでもどうぞ」

どうやら俺を試しているようだ。これでも俺は月業衆の奴を倒した事もある。

「それでは····いきます!」

俺は勢いよく床を踏み出し、剣の届く間合いまで瞬時に詰める。そして、頭を狙う······と見せかけての胴体へ切り込む。

だが、

「甘い!」

先生は瞬時に体を後ろに反らし木刀を避け、俺の足をはらう。

         バタッ

気づいたら床に仰向けになっていた。

「速さは確かに良かったです。しかし、腕に意識を行かせ過ぎです。足の踏み込みが足りてませんし、何より第ニ、三撃をするという気が全くありません」

完全に痛い所をつかれている。これが達人か···



「さ、次に行きましょう。次は私も剣を握ります。先程は禁止していましたが、能力を使ってもらっても構いません」

「本当ですか!」

一瞬、先生を心配する気持ちが出てしまった。しかし、その慈悲の心も一瞬でかき消されてしまった。

剣を握った先生は先程の何百倍ものプレッシャーを放っている。もはや立って構えるのも苦しいほどだ。

「さあ、どこからでも····」

「ウッ·····」

もはや戦意喪失に近かった。俺は全力でかかってもこの人に傷を付けられるだろか、一撃でも当てられるだろうか·····?

「すみません。少し加減を忘れていましたね。もう少し殺意を抑えましょう」

「あ、ありがとう····ございま·····」

「ですが·····このままではあなたの後ろに大事な人がいたとしても、あなたはその方を守れませんよ·····」

「!」

「それでも手加減いたしましょうか·····?」

「いいえ!そのままでお願いします····!」

「やっと本気の目になりましたね。さあ!来なさい!」

先生は先程と同等、もしくはそれ以上のプレッシャーを放つ。もし····ここで俺が動けないなら俺は一生あいつを······護れない!

「ヤァァァァ!」

「ほほう。気合いでかき消すか····。若いとは素晴らしいな」

「ヤァ!」

俺は木刀を3倍ほどの大きさにし、先生との距離を詰める。そして、打ち込む!先程はフェイントを加えるなどしたが、今回はまっすぐ!力を一点に!

「いい一撃だ!」

先生はそれを最低限の力でいなす。

「さあ!どう来る!」


俺はいなされた剣の下を向いた刃を、足の踏み込みと共に上に向ける。その瞬間木刀を5倍の大きさにする。

「質量5倍!燕返し!」

「お見事!」 

      バキィィィィ!!!!



俺の木刀は先生の木刀の突きによって壊されていた。

「私にこの技を使わせたのはあなたが初めてですよ。『奥義 無刃』刀を絶妙なタイミングで的確なポイントを突くことで刃を壊す。相手の手には刃が無くなっていることから名付けられた奥義の一つです」

奥義がどうこうで無い。俺は····結局一撃も与えられなかった·····。

「····後で隣にある茶室に来てください」





狭い窓のような入口を通るとそこにはニ畳ほどしか無い部屋。真ん中に鉄瓶が置かれている。

「茶道というのはご存知ですか?ヤマトという国の文化です。侘び寂びなど難しいですが·····

一言で言うなら『心』です」

「こころ······」

「先程までかなり落ち込んでましたね、今もかもしれませんが。ですが、あなたははっきり言って凄いです。私は剣の道の言わば極点のような場所にいるのです。素人なら負けて当然でしょう」

「ですが·····もしあそこに私の大事な人がいたら·······」

「ハッハッハ。大丈夫ですよ、あなたなら守れます。だってあの一瞬であそこまで強くなったではないですか。人間は大事な人の為ならどこまでの強くなります。あなた方チルドレンは将来的に強敵と相対することになるでしょう。人類の未来、国民、そして愛する人のために。しかし、どうしても勝てないと思ったときが来るでしょう。そんな時、思い出してください。

人間には心がある。奴らには無い

人間は心一つで何処までも強くなれます」

「先生······」

「大事な人のためなら何処までも強くなれるものですから」

先生の笑顔はどこか寂しさが感じ取れた。

そそソ@sosososodirtyでツイッターやってます!


フォロー、感想、拡散よろしくおねがいします!


今回の感想

先生は昔、大事な人を守れなかった過去があります。だから弟子を取らないことにしました。守れないかもしれないと不安でしたから。


これからレンは色んな術を身に着けます。今回では剣術を少々と想いの強さを。


レイナは絶賛別のクエスト中です。レイナにも指名が来ているそうです。ですが、その殆どがレイナの美貌を一目生で見ようとする変態どもからの物のため、依頼と認められず。残念だったね!


そろそろザブザとシズカの絡みとかも入れたいですねー

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