レイナの一矢
ねっむ
「さぁ〜て!どっこかな〜?」
犬型の魔物を使い血の匂いから奴の居場所を探す。しかし
「見つからねぇ!なんでだよ!クソが!」
このままでは逃げられてしまうかもしれない。俺は犬型の魔物をさらに増やした。ざっと15体ほど。これなら見つけられるだろう。
「見つからねぇ。なんで!なんでだよ〜!これ以上は増やせんよ!」
いつまで経っても見つからない。どうやら血の匂いが辺り一面からするらしい。おそらく血を周りの木などに染み込ませといたのだろう。このせいで完全に見当たらない。
「こうなりゃ〜!使いたくねぇけど·····フッ!」
アイリーは懐から注射器を取り出し、首元に挿す。
「キタキタキター!」
首筋に血管を浮かべ、目はガンッと見開いている。
「召喚!」
なんとアイリーは先程の5倍の魔物を召喚した。
「探せぇ!シラミ潰しじゃい!」
「!?なんなの!あの量は!」
前に召喚少女のメンバーから聞いた話では、小型の物を召喚の体力的限度は百、中型は五十、大型は三十。これ以上は異様なほどの体力を持つか、死を覚悟しての召喚でしか可能でない。
アイリーが今召喚した量、その数は大小合せて百を超える。
「それより、このまま隠れ続けるのは不可能よね」
「ああ。相手がこんなに召喚してきた以上、もうここから無事に生還する方法は一つのみだ」
「説明してちょうだい」
「ステップは二つ。まずはポイズが麻痺性の毒を作れ。思いっきり強いので頼むぞ」
「ヒッヒッヒ!人っ子一人潰す毒なんぞ、3分で作れるわ!ヒーッヒッヒッヒ!」
「最後に主人。これは主人の狙撃にかかっている」
「チャンスは······」
「無論、一回のみだ······」
「······燃えてきたじゃない!やってやるわ!」
「それでこそ我らが主人!」
「ヒッヒッヒ!完成したよ!ほれ、使いんしゃい」
「主人。あの男の血管に直接触れさせたい。首、腕、脇、とりあえずは血管に刺さる場所に頼む。くれぐれも殺さないで。奴は尋問価値がある」
「わかっているわ·····」
レイナは人生一の集中をする。
アイリーがレイナの存在に気づく。それでもなお、レイナは集中する。
レイナへとツナメが放たれる。
その瞬間にレイナは弓を放つ!
ツナメがレイナに届くか、弓がアイリーに刺さるか。
ブシュッ!
アイリーの脇に弓が刺さる。脇には太い血管が通っている。毒は一瞬で広がり、アイリーは麻痺した。
その証拠に辺りにいた魔物や、レイナに放たれたツナメも消滅していた。
「お見事!」
「ふぅ·····。さ、早く縛って補導しましょうか」
その後、アイリーは上の機関へと連行させていった。これから尋問などされるのだろう。
「あの注射は何だったのかしら···」
と、頭によぎる。だが、今日はレンの看護をしなければと思い出した瞬間どうでも良くなった。
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