貴族とチルドレンと堕ちし者
一回書いてる途中で消えたんですよ。
萎えたよ
今日は初心に戻って護衛クエストを受けた。なんと今回は中級貴族からの依頼である。普通、星2クラスには下級貴族しか依頼をしない。中級貴族は上級より歴史が浅い貴族が多いが権力的にはなんら変わらない。そのためギルド中が大騒ぎになった。
「おぉー!デケェー!」
「さすが中級貴族ね」
下級貴族と比べて一回りほどデカイ屋敷、豪華な敷地、どれも規格外であった。
「すみませーん、依頼を受けてきましたー」
「お待ちしておりました。この先で主がお待ちです」
門を潜り、長い道を歩くと途中で広場のような場所に着いた。そこに今回の依頼主と思われる人物が座っていた。
「こんにちは!ギルドからやってきました、レンとレイナです!よろしくおねがいします!」
「我より先に名を名乗るな!」
「!?」
「我はブラタール家次期当主!ブラタール・エイト!貴様ら平民などが一生かけても会えない者であるぞ!」
「は、はぁ。ところで、今日はどういったご要件で?」
「我は今婚約相手を探しておるのだ」
「じゃあ探しに行きましょう。どこが良いでしょうか?」
「何を言っておるのだ。我が行くなどそんな煩わしいことはせん。この場に相手を呼び、探すのじゃ」
「ってことは·····この依頼自体が矯正お見合いってことね」
「そして!今日初めて結婚したい相手が出来たのだ!そうそれこそが!そなた!」
「わ、私?」
「そうだ!さあ、我と結婚すれば一生困らんぞ!」
「すみません、お気持ちは嬉しいのですけど····私、心に決めた相手がいるので····」
「なに?ならばお主が欲しがる物全てやろう!なんなら我の全てをお主にやろう!」
「ごめんなさい」
エイトの顔色が悪くなっていく。
「我では無理と····」
「はい」
エイトの顔が完全に悪人になってしまった。
「ハーッハッハッハ!ところで、お主の心に決めた相手とは誰なのだ?」
「私の隣にいるレンです!」
「そうかそうか!ハッハッハ·····おい!銃待ってこい!」
「はっ!こちらに!」
「レイナ!選べ!レンを選び、レンが殺されるか!我を選び、誰もが救われるか!」
「私にとってレン以外ありえません」
レイナはレンを信じ、自分の想いを伝えた。
「バカが!」
エイトが俺の頭めがけて引き金を引く。
しかし、
ガキン!
俺は能力で身体強化を行い、頭部を固くしておいた。それにより銃弾は俺の頭に跳ね返された。
「な、なんなんだ!貴様の身体は!まさか···チルドレンか!」
「エイトよぉ!貴族だからといって人の道は外れちゃおしまいだろうよ!」
俺はエイトに右ストレートを食らわせる。
「グハァ!」
そのとき
「貴様!何をしている!」
俺は警備の人間しめて30人程に銃をつきつけられた。
「チッ!さすがに考え無しで行動し過ぎたか····」
「バカめ!我に逆らうのが悪いのだ!先程の力を見るにこの数じゃあ撃破されるのも時間の問題であろう。おい!兵を呼んでおけ!我をコケにしたのだ!ありったけを呼んでこい!」
「はっ!」
この30人を相手するのでもかなりの時間がかかりそうだが、そこへプラスの兵隊も呼ばれてしまえば一巻の終わりである。精霊の力を使えばいけるかと思い、レイナの方を見てみるが拘束されてしまっている。これでは召喚もできないだろう。
「詰んだか·····」
「そのとおり!この場で我に対峙した時点で貴様の負けは決まっているのだ!」
「そ、そんな······」
「泣かないでくれよ、レイナ。チャンスをあげよう。先程と同じさ····。どっちを取る!?さぁ!選べ!」
「わ、私は······」
レイナに残された道はただ一つ。エイトを選び、レンを助けてあげる、だだこれだけである。
「神もなんと不平等か」
「不平等?そんなの生まれから死まで付きまとうではないか!神は金の下にしか平等を産まない!貴族とは神に愛されし者!貴様らチルドレンなど仮りそめの寵愛なのだよ!」
エイトの言うとおりならば神もこの世もクソ喰らえである。この感情こそが真の憎しみ、怒りなのだとレンは理解した。
「私は·····あなたを·····」
そのとき、救いの手を差し伸べたのは神でも天使でもなく
「ちょっとー!そこの貴族君さぁ、その子達いじめないでよー!」
「だ、誰だ!どこにいる!」
「天だよ、上」
「!? 白い翼と黒の翼!まさか貴様は···!」
そう俺達のピンチを救ってくれたのは紛れもない堕天使であった。
「その子たちはねぇ、俺らっち的にも注目してるわけよ!こんなところで死なれちゃこまっちゃ抹茶なわけ!」
「うるさい!やれ!」
堕天使へ目がけて銃弾が発射される。しかし、
「これだから神に甘やかされた人間は·····。
『俺っちの気分』」
突如、銃弾は勢いを失ってゆき堕天使に到達する頃には息だけで跳ね返されるまでになっていた。
「な、なんなんだ!その能力は!?」
「いやいや、俺っちは堕天使よ?人間の、特に貴族なんていうヤワな種族とは素から違うの!わかる?」
「な、なぜ···堕天使が····ここに···来るのだ····」
「ハァ、もう君面白くないから消すわ!じゃーね!あの世で婚約者でも探してな!」
「嫌だ!嫌だ!嫌だぁー!」
堕天使の攻撃を受け、エイトやその部下や兵隊は消滅してしまった。
「ふぅ~!いい汗かいたぜ!」
「あ、あの!」
「ん?どうしたんだい?レンくん」
「な、なぜ俺達を助けたんですか?」
「まだ話せない。でも追々自分からでもわかってくる。その日まで!また会おう!」
「そ、その前に!お名前は!?」
「俺っちはアザゼル!自由を追い求め、青少年の青春を応援する者!恋しろよ!ヤッちゃえよ!少年!ハッハッハー!」
と、話した後すぐさま居なくなってしまった。
「レン!良かった·····!良かった····!」
「レイナ、俺もだよ。無事で良かった··!」
俺達は互いに泣いて抱き合った。
堕天使等々の疑問はあるが、今はこの幸せを矜持していたい。
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今回の感想
レンは無事危機を乗り越える事ができました。
これからこの堕天使という存在はキーパーソンになります。お楽しみに!
そしてこれを書いてる途中で足をつりました。
そういえばレンの童貞卒業まであと僅かですね




