楽そうな重々クエスト
明後日くらいから連日出せるかも
「今日はどのクエストにしましょうか」
「ん~、楽なのが良いな〜」
「あのね···一応これは仕事なのよ?もう少しお金を貰ってるっていう意識を持って····」
「お!これ良くね?」
「まったく·····私の説教聞いてる?」
「でも本当に楽そうなクエストだよこれ!」
「えーと、子供の面倒を見てください?確かに楽そうなクエストね」
「でしょでしょ!やろーぜ!」
「わかったわよ。でも、真面目にやること!わかった?」
「はーい」
今回の依頼は子供のお世話を一日するというもの。両親が仕事の影響で面倒を見れず、しかもお手伝いさんなども全員予定が合わなかったためギルドに依頼したという。ギルドももはやなんでも屋である。
「ここが家か····相変わらず貴族の家ってのはデカイねぇ」
「レン、失礼のないようにね。相手は貴族の子供なんだから」
「わかってるって」
「こんにちはー。私達今日のお世話係として呼ばれましたー。誰かいませんかー?」
「はい」
「あっ、あなたが」
「チャルトです。今日は一日よろしくおねがいします」
「うわ~また一段とうざったそうな····いデデデ!よ、よろしくね!チャルト様!」
「チャルトで大丈夫です」
「えーと、チャルト君!何かしたいこととかある?なんでも私達に言ってね!」
「結構です。僕は本でも読んでいるので」
特に遊んでもらいたさそうでもないので俺たちは家事を行うことにした。
「なんか無愛想なやつだな」
「そうよね。まだ6歳になってないような子供にしては妙に大人ぶってるというか·····」
「ちょっとそーっと見てこよ!」
「ま、待ちなさい!せめてこれ終わってから·····んもう!」
「そろ〜り、そろ〜り」
チャルトの部屋を扉の隙間から除いてみると、彼は何やら写真を見つめていた。その写真はおそらく両親とのと思われる。そして、写真を見るチャルトの目にはなぜか涙が
「ますますわからなくなったぞ?」
昼、昼食をレイナが作ることになった。まあ、俺が作れないだけだが
「何がいいかしらね?」
「無難にオムライスとか?」
「まあ無難な方が間違えないからね」
ということで昼食はオムライスとなった。オムライスを待っている間もチャルトは喜びの感情を一つも出さずに座っている。レイナがわざわざ作ってくれるのだからもっと嬉しそうな顔をしろ、クソガキ。
「おまたせ~。本日のお昼はオムライスでーす!召し上がれ」
「····いただきます····」
チャルトはオムライスを一口、口に運ぶ。
「美味しいですか?」
「····うん····」
「良かったです!」
続けて俺たちも一緒に食べていく。
チャルトはどんどんオムライスを食べ進めていく。そして、次第にその目には涙を浮かべていた。
「ど、どうかされましたか?」
「いや····久しぶりに誰かと一緒にご飯を食べたから······」
ここで今までの疑問が正解になった。
「あの、チャルト君。もしかして君のご両親は家にいないの?」
「う、うん」
「やっぱりか····」
「やっぱりって?」
「チャルト君が無愛想だったりした謎が解けたんだよ。はっきりわかった。君は愛に飢えている」
チャルトの話曰く、チャルトの両親は最近貴族になった為いろいろと忙しいらしい。そのため前までは寝食を共にしてた親が急に自分と関わらなくなってしまった。朝から夜まで貴族としての責務や付き合いでチャルトをかまってあげる時間が無かったのだろう。
「可哀想に·····まだ6歳にもなってないような子供を一人にしておくなんて······」
「いや、親に非があるわけではないよ。それだけ貴族ってのは煩わしいものなんだろう」
「僕、お父さんとお母さんと一緒にいたい!」
「そうだよな。いたいよな。だったらお前から言うんだ!」
「僕····から····?」
「そう。お前が自分の意志を言葉にして、はっきりと伝えるんだ!そしたら親だって変わってくれるさ。それでも駄目だったら!ここに連絡しな」
俺は念の為のギルドの電話番号を書いて渡しておいた。今回は俺たちはここまでしか時間的にも協力できないが
帰り道
「チャルト君大丈夫かしら·······」
「でも、想いを伝えるって大事だよ。この前のレイナみたいにね」
「それにはもう触れないで!」
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